Binanceにおけるマイニングとは?やり方や注意点をわかりやすく紹介!

「個人でマイニングに参加して、報酬を得たい」

「Binanceでマイニングができると聞いたけど、やってみたい」

このように考えられている方も、多いのではないでしょうか。

世界最大手の仮想通貨取引所Binanceでは、個人がマイニング能力を提供できるサービス「Binance Pool」を提供しています。Binance Poolを活用すれば、個人が持つ小規模なマイニング設備であってもマイニング報酬を得られる可能性があります。

そのこ

Binanceにおけるマイニングサービスの特徴や注意点について、わかりやすく解説いたします。

この記事を読むだけですぐにマイニングを始められますので、最後までご覧くださいね。

仮想通貨のマイニングとは?

仮想通貨のシステムには、特定の管理者が存在しません。特定の管理者に代わって、不特定多数の有志が取引の正当性を検証します。この仕組みがマイニングです。

仮想通貨のマイニングには、以下の特徴があります。

パソコンの計算能力を提供し報酬を受け取る仕組み

マイニングにおいて、参加者はパソコンの計算能力を提供します。このマイニングに参加する協力者が「マイナー」です。マイナーから集められた計算能力を駆使して、仮想通貨取引に不正がないかを検証しています。

マイニングに成功すると、特定のマイナーに対して仮想通貨の報酬が支払われます。報酬に関するルールは、ブロックチェーンによってさまざまです。最も早く計算を完了したマイナーに対して支払われる場合もあれば、トークンの所有量によって決まるケースもあります。

誰でもマイニングに参加できる

マイニングは、希望すれば誰でも参加できます。特定の管理者が存在しないため、第三者からの許可を受ける必要もありません。マイニング機材とソフトウェアさえ用意すれば、すぐにマイニングに参加できるのです。

マイニングに成功すると報酬を得られるため、トレード以外に収益を得るための選択肢になっています。

仮想通貨マイニングの種類

Binanceにおけるマイニングを取り上げる前に、マイニングの種類を解説します。マイニングには、以下の3種類の方法があります。

ソロマイニング

ソロマイニングでは、個人が単独でマイニングに参加します。ゲーミングPCやグラフィックボードのように、一般ユーザーでも入手できる機材を用います。住宅のような環境でも簡単にマイニングができるため、個人にとって手軽な手法です。

仮想通貨の黎明期には、このソロマイニングが主流でした。なぜなら仮想通貨にほとんど価値がない時代で、一部の個人愛好家しか参加していなかったからです。しかし現在では、ソロマイニングへの参入は現実的ではありません。企業のような大規模な設備を持つマイナーも参入しているためです。企業が運営する大型のマイニング設備は稼働効率がよく、個人の設備では太刀打ちできません。このような理由により、ソロマイニングは下火になっています。

クラウドマイニング

クラウドマイニングとは、専門のマイニング業者にマイニング作業を委託する手法です。参加者はマイニング業者に出資のみをして、設備の管理は行いません。マイニング業者は出資金をもとに設備を運営し、参加者の出資金額に応じてマイニング報酬を還元します。

クラウドマイニングのメリットは、マイニング技術や設備管理を必要としない点です。マイニング設備の管理を専門家に委ねられるため、初心者であっても参入できます。マイニング業者は、電気代の安価な国に大型のマイニング設備を設けています。そのため、個人が持つ設備と比較して高効率のマイニングが可能です。

注意

仮想通貨に関する知識がない投資家でも出資ができるため、投資家を狙った架空の投資案件も登場しています。クラウドマイニングに対して出資する際は、信頼できるマイニング事業者なのかを注意深く確認する必要があります。

プールマイニング

プールマイニングでは、多数のマイナーが一つのチームとなり、協力してマイニングを行います。マイナーの処理能力を集結させることによって、大規模なマイニング設備を持つ事業者にも対抗できるのです。

Binanceでのマイニングも、このプールマイニングの一種です。得られたマイニング報酬は、参加者の貢献度に応じて分配されます。得られる報酬は少ないものの、個人が持つ設備でもマイニング報酬を得られる点が魅力です。

今日の仮想通貨市場では、大企業や機関投資家がマイニング分野に進出しており、厳しい競争環境にあります。そのため、ソロマイニングによる参加は現実的ではありません。しかしBinanceのプールマイニングならば、個人が持つ機材であってもマイニング報酬を得られる可能性があります。このような理由から、多くの個人マイナーはBinanceのサービスを利用しているのです。

Binanceのマイニングサービス「Binance Pool」とは

Binanceが提供するプールマイニングのサービスが「Binance Pool」です。このBinance Poolには、以下の特徴があります。

Binanceが提供するプールマイニングサービス

世界最大手の仮想通貨取引所であるBinanceが取り仕切るプールマイニングのサービスです。Binance Poolは参加するユーザーが多いため、マイニング市場でも高い競争力を誇ります。したがってBinance Poolに参加すれば、マイニング報酬を得られる可能性が十分にあります。

日本から個人でも参加できる

Binance Poolには、日本から個人でも参加できます。Binanceアカウントとマイニング機器があれば参加できるため、マイニングで報酬を得たい場合に有効な手段です。

Binanceのサイトは日本語にも対応しているため、気軽に参加できます。

Binanceのマイニングに参加するメリット

Binanceのマイニングに参加するメリットを説明します。マイニングの際にBinance Poolを活用すると、以下のメリットを享受できます。

操作が簡単で誰でも参加できる

Binance Poolは操作が簡単なため、専門の知識がなくてもマイニングに参加できます。

一般的に、マイニングの設定には高度は技術と知識が必要です。一方でBinance Poolを活用すると、簡単な設定のみでプールマイニングに加われます。参入のハードルが低いため、これからマイニングに挑戦しようとしているユーザーにもおすすめです。

参加者が多く報酬の獲得を期待できる

プールマイニングでは参加者が多いほど競争力が高くなり、報酬を得られる可能性も上がります。そのためプールマイニングにおける参加者の規模や人数は重要です

この観点においてBinanceは世界最大級の規模を誇っており、十分な競争力を持っています。よって個人のマイナーが参入するのであれば、Binance Poolがおすすめです。

Binanceのマイニングに参加するデメリット

Binance Poolはメリットも大きい反面、以下のデメリットが存在します。デメリットを理解した上で、マイニングへ参加するか否かを判断しましょう。

日本では電気代が高いため採算性が悪い

マイニング機器を常に稼働させる必要があるため、ランニングコストとして電気代がかかり続けます。そのため一般的には、電気料金の安い発展途上国の方が採算性が良いと言えます。

一方で日本では電気代の高騰が続いており、採算性の面で不利な立地です。仮想通貨市場が低迷する局面などでは、収益を得られない場合もあります。

機器の排熱や騒音に悩まされる

マイニング装置から発生する熱や騒音も懸念材料です。機器が稼働している間は熱を放出するため、送風機を稼働させて冷却しなければなりません。そのため、送風機の駆動音が常に室内に響き渡ります。

特に居住環境でマイニング装置を動かす場合には、生活に若干の支障をきたします。夜間も駆動音は鳴り止まないため、防音の工夫が必要です。

一部の銘柄しか対応していない

Binance Poolで取り扱っている銘柄は、ごく一部に限られています。具体的には、以下の銘柄に対応しています。

  • BTC/BCH
  • LTC
  • ETC
  • ZEC
  • ETHW

マイナーな銘柄の方が競争が緩やかで報酬を得やすいものの、Binance Poolではメジャーな銘柄のみとなっています。

Binanceでのマイニングに必要なもの

Binanceでのマイニングにおいて、必要となるものを紹介します。Binance Poolでマイニングを始める際には、まず以下のものを準備しましょう。

Binanceのアカウント

海外仮想通貨取引所Binanceのアカウントが必要です。アカウント開設は無料ですぐにできるため、まずはBinanceのアカウントを開設してください。

マイニング管理用アプリ

マイニング用のアプリを使用すると、マイニングの計算速度やステータスを確認できます。加えて、電気消費量やマイニング報酬のモニタリングも可能です。代表的なアプリとして、「minerstat」が挙げられます。マイニングのコスト管理をする上で、アプリの利用は欠かせません。

ASIC

ASICとは、特定のデータ処理に特化したパソコンです。一般的なパソコンの機能が省略されており、単一の計算処理を高速で実行できます。ASICには、マイニング専用のモデルも存在しています。価格は数十万円〜数百万円ほどと非常に高価です。そのため、投資回収できる見込みがあるかを充分に検討する必要があります

従来は、個人向けのマイニング機器としてCPUやGPUが一般的でした。これらに対して、ASICはさらに高いマイニング能力を発揮します。ただし高性能である反面、一般的な家電と比較して騒音が大きい点には注意しなければなりません。したがって、居住空間で利用する場合には、防音などの対策をしましょう。

Binanceでマイニングする方法

Binance Poolを活用したマイニングの手順を紹介します。なお、マイニングアプリやASICの機種ごとに若干の違いはあるものの、基本的な流れは同じです。

STEP.1
BinancePoolへの登録

Binance(バイナンス)にログインして、トップページを表示します。収益のメニューから「Binance Pool」を選択してください。

このバイナンスプールへの参加によって、Binance上の協力者と共にマイニングに取り組めるようになります。マイニングしたい銘柄を選択しましょう。

あなたのマイニング用アカウントの情報が表示されるため、この情報を記録しましょう。

STEP.2
マイニングアプリの起動

ASICを起動させた上でマイニングアプリを起動し、初期設定をしてください。マイニングアプリで、先ほどBinanceで表示されたマイニングのアカウント情報を入力します

この設定によって、Binance Poolとマイニングアプリの連携が完了します。これにより、ASICのデータ処理速度や消費電力のモニタリングが可能となりました。

STEP.3
マイニングアプリの起動

ASICを稼働させた状態で、Binance Poolにてマイニングを開始します。正常にASICが稼働している場合、マイニングアプリ上にてデータ処理速度や消費電力が表示されます。

ここで、ASICでデータ処理が行われているか確認しましょう。また、Binanceの「ワーカー」ページでは、マイニングによる収益状況を確認できます。

STEP.4
BinancePoolとASICとの接続

マイニング報酬が得られるか否かは、マイナーの数や市況によっても変動します。そのため、収益額は常に一定ではありません。マイニングアプリにてランニングコストとマイニング報酬のバランスをモニタリングし、場合によってはマイニング停止の判断も必要です

Binanceのマイニングに関するよくある質問

ここではBinanceのマイニングに関してよくある質問に回答します。

日本からでも参加できますか

はい。日本からでもBinanceのマイニングに参加できます。インターネットに接続できる環境があれば、どこからでも参加可能です。

グラフィックボードでもマイニングできますか

はい。ASICよりもマイニング効率が劣るものの、グラフィックボードでもマイニングに参加できます。

いくらぐらいの収益を期待できますか

獲得できる収益は、一概には示せません。競合マイナーの稼働状況やマイニングコストが変動するため、マイニング報酬も常に変わります。

報酬を得るためにBinance Poolでマイニングを始めよう

今回は、Binanceにおけるマイニングについて解説してきました。

ここでまとめです。

Binanceにおけるマイニングのポイント
  1. 個人マイナーであっても、プールマイニングなら報酬を得られる可能性がある。
  2. Binanceでは、Binance Poolというプールマイニングのサービスを提供している。
  3. Binance Poolに参加するには、ASICやマイニングアプリが必要である。

以上が今回紹介した内容です。

個人マイナーであっても、Binance Poolを活用すればマイニング報酬を得られる可能性があります。機材が高価なため参入のハードルは高いものの、トレード以外で収益を上げられる点が魅力です。

Binance Poolを使ってマイニングを始める人にとって、今回の記事がお役に立てれば幸いです。