Binance(バイナンス)NFTとは?特徴や注意点・取引方法を図解で解説

Binance NFT

Binance NFTとは、世界最大級の仮想通貨取引所「Binance」が運営しているNFTマーケットプレイスです。

ミステリーボックスやBinance NFT独自のNFTコレクションなど、利用メリットが複数存在します。

でもNFTの取引方法ってよくわからない

そこで本記事では、次の内容について解説していきます。

本記事のポイント
  1. Binance NFTの3つの特徴
  2. NFTを購入・売却する手順
  3. Binance NFTを利用するメリットと注意点

本記事を読むことで、Binance NFTの利用方法や特徴が理解できます。

NFTを持っていない初心者の方にも、わかりやすいように解説しているのでぜひ読み進めてみてください。

そもそもNFTとは

NFT(Non Fungible Token)とは、非代替性トークンといわれるデジタルデータです。

ブロックチェーン上に情報が刻まれているため、偽造や改ざんができないデータとして価値がついています。

たとえば2021年に急成長したNFTのアート市場では、ブロックチェーンに紐づいた以下のNFTが75億円で取引されました。

毎日:最初の5000日

出典:Artpedia

そのこ

NFTアートは偽造やコピーができないため、正真正銘の1点もの作品として価値がつきます。

そしてNFTを購入できるプラットフォームが、NFTマーケットプレイスと呼ばれるWebサイトです。

世界最大級のNFTマーケットプレイス「OpenSea」をはじめ、国内取引所Coincheckの「Coincheck NFT(β版)」など、取引所が運営しているケースもあります。

また市場は2021年より急成長しており、0.001ETH(約200円)で購入したNFTが10日で1ETH(約20万円)まで高騰した事例も実在します。

NFT市場には楽天やLINEなどの大企業も参入しており、今後の成長が大きく期待されています。

Binance(バイナンス)NFTとは

Binance NFT

出典:Binance NFT

Binance NFTとは、世界最大級の仮想通貨取引所「Binance」が2021年6月から運営しているNFTマーケットプレイスです。

以下3つの特徴に沿って詳しくご紹介します。

  • 大手取引所BinanceのNFTマーケットプレイス
  • 有名コレクションが出品
  • ミステリーボックス

1つずつ解説していきます。

大手取引所BinanceのNFTマーケットプレイス

Binance NFTは、業界トップクラスの取引所「Binance」が運営しているNFTマーケットプレイスです。

2017年に設立されたBinanceは現在(2022年11月)、1億人を超えるユーザーによって利用されています。

さらに取引量は1日あたり1兆円を上回っており、高い流動性を維持しています。

利用者・利用量が多いBinanceが運営しているNFTマーケットプレイスなので、ユーザーの流入が大きく期待できます。

有名コレクションが出品

Binanceには、NFTの有名コレクションが多数出品されています。

NFTコレクション名の一例とフロア価格は以下のとおりです。

NFTコレクション フロア価格
Bored Ape Yacht Club 71.98ETH(約1,200万円)
CLONE X – X TAKASHI MURAKAMI 8.99ETH(約150万円)
Azuki 10.75ETH(180万円)
フロア価格とは

該当するNFTコレクションの内、もっとも安いNFTの価格のこと

さらに2022年11月18日より、サッカーポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドのNFTが販売されています。

Binanceは既存の有名コレクションの取扱だけでなく、著名人とのコラボにも注力してNFTマーケットプレイスの発展を図っています。

ミステリーボックス

Binance NFTは、特別なNFTが取得できるミステリーボックスと呼ばれる商品をリリースしています。

たとえば2022年11月27日現在、元プロボクサーのマイク・タイソンとコラボしたミステリーボックスが販売されています。

Binance NFT

出典:Binance NFT

価格は1点につき44BUSD(約6,000円)であり、全部で4,750点販売される予定です。

ミステリーボックス内にはレア度が異なるNFTが入っているため、限定物のNFTが当選すれば価値が高まる可能性があります。

今後もあらゆるミステリーボックスが発表される可能性があるので、こちらのページから情報を集めておきましょう。

Binance(バイナンス)NFTの購入手順

Binance NFTでNFTを購入する手順をご紹介します。

  1. Binanceの口座開設
  2. 仮想通貨を入金
  3. NFTを購入する

1つずつ詳しく解説していきます。

①Binanceの口座開設

はじめにBinanceの口座開設をおこないます。

手順は以下のとおりです。

  1. Binance公式サイトにアクセスする
  2. メールアドレスあるいは電話番号でアカウント登録する
  3. 認証コードを入力する

無料口座開設は5分あれば手続きがおこなえます。

実際の操作方法や詳しいポイントは、こちらの記事で解説しているのであわせてご覧ください。

②仮想通貨を入金

口座開設が完了したら、国内取引所からBinanceに仮想通貨を入金しましょう。

仮想通貨の入金手順は次のとおりです。

  1. Binanceホーム画面のウォレットから「フィアットと現物」をクリック
  2. 銘柄を選択して「入金」をクリック
  3. 入金アドレスを発行する
  4. 入金アドレスを国内取引所の入力欄に貼り付ける
  5. 送金する

送金時など各種手数料が発生するので、余裕ある金額の入金をおすすめします。

また詳しい入金手順や注意点については、こちらの記事で解説しているのであわせてご覧ください。

③NFTを購入する

Binanceに仮想通貨が入金できたら、NFTを購入しましょう。

はじめにBinance NFTにアクセスします。

次に購入したいNFTコレクションを検索あるいは選択します。

Binance NFT

出典:Binance NFT

コレクションを選択したら、一覧から購入したいNFTを選択しましょう。

Binance NFT

出典:Binance NFT

するとNFTの詳細が表示されるので、確認して「今すぐ購入」をクリックします。

Binance NFT

出典:Binance NFT

次に以下の情報を入力します。

  • 決済方法:資金調達ウォレット/現物ウォレットから選択
  • 決済通貨:対応している通貨の中から選択
Binance NFT

出典:Binance NFT

最後に「購入/入金」をクリックしましょう。

認証手続きが完了すればNFTの購入は完了です。

Binance(バイナンス)NFTの売却手順

保有しているNFTをBinance NFTで売却する手順をご紹介します。

はじめにBinance NFTのホーム画面上部の「人型マーク」から「プロフィール」をクリックします。

Binance NFT

出典:Binance NFT

次に売却したいNFTを選択します。

Binance NFT

出典:Binance NFT

NFTの詳細が表示されるので「List NFT」をクリック

Binance NFT

出典:Binance NFT

次に販売方法を以下2つから選択します。

  • SetPrice:任意の販売価格を設定
  • Highest Bid:オークション形式で販売
Binance NFT

出典:Binance NFT

続いて販売期間を設定しましょう。

Binance NFT

出典:Binance NFT

最後に「Submit」をクリックすれば手続き完了です。

自動検証システムで評価された数分後に、マーケットプレイスにNFTが表示されます。

Binance(バイナンス)NFTを利用するメリット

Binance NFTを利用するメリットは以下の3つです。

  • ミステリーボックスが購入できる
  • 支払いにはETHだけでなくBNB・BUSDが利用できる
  • ロイヤリティが1%

ミステリーボックスはBinance NFT独自の取引サービスなので、希少性が高いNFTが入手できれば利益を出せる可能性があります。

またロイヤリティは1%と他のマーケットプレイスよりも低く設定されているため、購入者はより売却益を最大化できるでしょう。

ロイヤリティとは

NFT作成者が得られる販売利益

Binance NFTの特徴を理解して取引をおこない、NFT取引による利益を狙いましょう。

Binance(バイナンス)NFTの注意点

Binance NFTを利用するうえでの注意点を2点ご紹介します。

  • NFTの購入には手数料がかかる
  • Binance NFTで購入できないNFTがある

注意点を理解してスムーズな取引をおこないましょう。

NFTの取引には手数料がかかる

NFTの取引には、ガス代と呼ばれる手数料が必要です。

ガス代はブロックチェーン上の取引量によって変動するため、NFTを取引する度に都度確認しましょう。

なおBinance NFTでガス代が発生するタイミングは、次の2つです。

  • NFT購入時
  • NFT移動時

トランザクションが混雑していると、NFTの購入だけで数千円のガス代が徴収されるケースがあります。

とはいえ、OpenSeaなど他のNFTマーケットプレイスでも同様にガス代は発生するので、取引する際は十分確認をおこないましょう。

Binance NFTで購入できないNFTがある

Binance NFTで購入できないNFTもあるので、十分ご注意ください。

たとえば特定のNFTが世界最大級のNFTマーケットプレイス「OpenSea」に出品されていて、Binance NFTには出品されていない場合があります。

具体的にはこちらのとおりです。

  • CryptoNinja Partners
  • Halloween Poupelle
  • XANA: GENESIS

ほかにも多数ありますが、国内のNFTコレクションは特に出品されていない印象です。

Binance(バイナンス)NFTまとめ

本記事では、Binance NFTの特徴や取引方法について解説しました。

本記事の要約
  1. Binance NFTは1億人以上のユーザー数を誇るBinanceが直営しているNFTマーケットプレイス
  2. Binance NFTで取引するためにはBinanceのアカウント・口座開設が必要
  3. Binance NFTで購入できないNFTコレクションがある

NFTは2021年から急成長している市場であり、国内においても大きな盛り上がりを見せています。

しかし未だにユーザー数は決して多いとは言えず、今後も増え続ける可能性が十分にある市場です。

先行者利益を獲得したい方はBinanceで口座開設をおこない、安価なうちにNFTを購入しておきましょう。