国内の仮想通貨取引所を開設していても、銘柄数が少なく取引したい仮想通貨がない。
GameFi(ゲームファイ)や、Move to Earn(ムーブトゥーアーン)、Play to Earn(プレイトゥーアーン)などのゲームで稼いだ独自のトークンを、日本円に換金して稼いでみたい。
このように思われたことはありませんか。
Binanceはおよそ600種類ほど仮想通貨を取り扱っており、世界的にも利用されている海外取引所です。
Binanceを利用すれば、国内取引所にはない仮想通貨を取引できたり、ゲームなどで稼いだ独自のトークンを日本円に換金したりできます。
今回の記事では、Binanceの入金方法や入金の注意点、トラブル時の対処方法などを解説しています。
初めてBinanceに入金するときでも不安なく入金できるようになるでしょう。
今後、Binanceを始めてみたい方や、手数料を安くしながら入金したいと考えている方にも役立つ内容になっていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
Index
Binanceに入金する前に準備しておくべきこと
まずBinanceに入金するためには、必ず本人確認登録を済ませておく必要があります。
Binanceでは本人確認をしなてもアカウント登録のみで入金できますが、取引や出金ができません。
本人確認登録は次の手順に沿えばできます。
- 公式サイトにログインし「本人認証」を選択します。
- 個人情報を入力します。
- 本人確認書類(免許証を推奨)を写真撮影していきましょう。
- 次に顔認証を実施します。
- Binanceに承認されるまで待ちましょう。
以上で本人確認登録は完了です。
Binanceの承認は、早ければ1時間ほどで完了します。
次にBinanceへ入金する方法について解説していきます。
Binanceへの入金方法
本人確認登録が完了したら、次にBinanceへ入金していきましょう。
Binanceへ入金する方法は次の4つです。
- 仮想通貨で入金する方法
- クレジットカードで入金する方法
- 銀行振込で入金する方法
- P2P(ピアツーピア)で入金する
1つずつ順番に解説いたします。
1.仮想通貨で入金する方法
まずは仮想通貨で入金する手順を解説します。
入金したい仮想通貨銘柄を選び「入金」をクリックしましょう。
次に入金先のネットワークを選んでいきます。
入金アドレスをコピーします。
国内取引所より、送金する仮想通貨の出金メニューを選択します。
コピーした入金アドレスを、国内取引所サイトより送金先に貼り付けます。
国内取引所よりBinanceへ送金すれば完了です。
以上が仮想通貨で送金する方法です。
仮想通貨で送金するときの手数料
仮想通貨は種類によって送金手数料が異なります。
例えばビットコイン(BTC)は、送金手数料が日本円でおよそ1,500円かかってしまいます。
また、すべての仮想通貨は送金手数料以外にも、「ネットワーク手数料」が発生しますので、入金するときは多めに準備しておきましょう。
仮想通貨のXRP(リップル)は送金手数料が無料なのでおすすめです。
2.クレジットカードで入金する方法
次にクレジットカードを使って入金する方法を解説いたします。
次に「仮想通貨を購入」を選択します。
「クレジットカード/デビットカード」で購入を選択します。
「購入」を選択しましょう。
使用する通貨を「JPY」に設定し、「受信」を入金したい仮想通貨にします。
「続行」をクリックします。
使用するカードを選択しましょう。初めて利用するときは、「新しいカードを追加」よりカード情報を入力します。
以上がクレジットカード入金する方法です。
クレジットカード入金の手数料と注意点
Binanceでクレジットカードを使って入金するには、仮想通貨で入金する時より手数料が高くなります。
手数料率は1回の取引で2%発生します。
またクレジットカード入金の注意点としては、仮想通貨購入時に原則1分以内に注文を確定させなければならないという点です。
1分過ぎてしまうと、購入価格と取得できる仮想通貨が自動で再計算されてしまい、希望のレートで購入できなくなりますので注意しましょう。
そのこ
1分以内に注文を確定させる必要がありますので気をつけましょう。
3.銀行振込で入金する方法
銀行振込は日本円(JPY)ではなく、海外の法定通貨に両替した場合のみ利用できる入金方法です。
例えばアメリカの(USD)などは銀行振込に対応しております。
銀行振込の注意点
Binanceは海外の法定通貨は(ドル)銀行振込できますが、手数料が高く日本円には対応していません。
国内の取引所を開設する手間が惜しかったり、クレジットカードを使えないなどの理由があったりする場合は、銀行振込を利用して入金すると良いでしょう。
2022年11月現在も、銀行振込は日本円に未対応です。
4.P2P(ピアツーピア)で入金する方法
BinanceにはP2P(ピアツーピア)という取引方法があります。
P2Pとは、Binanceではなく個人同士で仮想通貨を売買できる仕組みのことです。
クレジットカード入金などと違い、手数料が一切かからないので、手数料が気になる方にはおすすめの購入方法といえます。
ここでは仮想通貨のUSDT(テザー)を、購入する方法を画像付きで解説していきます。
公式アカウントより、「P2P取引」を選択します。
「フィアット」をCNYからJPYに選択します。
「すべての決済」を「銀行振替」にしましょう。
銀行振込に対応している出品者が表示されます。次に「USDTを購入」を選択します。
入金金額を入力していきましょう。なお、受け取り方法は「USDT(テザー)」のままにしておきます。
入力後「USDTを購入」を選べば完了です。
P2P(ピアツーピア)取引の特徴
P2P(ピアツーピア)は個人同士で取引するので、購入した仮想通貨を送ってもらえないなどのトラブルが発生するケースもあります。
しかし、Binanceには「Binanceエスクロー」という仮想通貨を保護するサービスがあります。
Binanceエスクローは、もし販売者が購入者から送金を受けたにもかかわらず、不当な理由でUSDT(テザー)を購入者に送らなかった場合などに適用されます。
Binanceは強制的に購入者へUSDTを送る権利を持っています。
P2P取引はアメリカ、キューバ、イラン、北朝鮮、シリアでは利用できません。
Binanceで入金確認をする方法
送金した仮想通貨が入金できているか確認する方法がありますので解説していきます。
まずは、「フィアットと現物の残高」で確認する方法をみていきましょう。
次に「フィアットと現物」を選択すれば、表示されます。
以上が、フィアットと現物で入金する方法です。
次に「取引履歴」で確認する方法についてです。
Binanceで入金確認するもう一つの方法としては、「取引履歴」を確認しましょう。
取引履歴は、入出金履歴をすべて見られるので、送金した仮想通貨が入金できているか確認できます。
次に取引履歴の画面より、「仮想通貨」と「入金」を選択すれば確認できます。
ステータスが「確認中」となっている場合は、まだ入金できていないので、少し時間をおいた後にもう一度確認してみましょう。
入金に1日以上かかる場合は、Binanceサポートセンターに問い合わせてみましょう。
Binanceで入金確認できない原因6つ
Binance宛に送金したはずなのに、入金確認できないときの原因を解説していきます。
入金確認を取れない原因は次の通りです。
- 出金元での送金が完了していない
- ブロックチェーンが混雑している
- 残高が不足している
- Binance側の処理が遅れている
- 入金アドレスが間違っている
- 使用しているクレジットカードが未対応である
1つずつ順番に解説していきます。
1.出金元での送金が完了していない
Binanceで入金確認が取れない原因としては、出金元での送金が完了できていないと考えられます。
送金が完了しているかを確認する方法は、送金元の「取引履歴」を確認してみましょう。
もし取引履歴に残っていないようでしたら、誤送金だったり、処理に失敗していたりする可能性があります。
誤送金などは出金元の取引所に連絡しましょう。
2.ブロックチェーンが混雑している
仮想通貨は取引所で出金処理が完了すると、次にブロックチェーンへと移動します。
もし出金した仮想通貨のブロックチェーンが混雑していると、入金までに数時間がかかります。
Binanceにはブロックチェーンの混雑具合を確認する方法がありますのでみていきましょう。
「概要」を選択する。
「トランザクション履歴」を選択しましょう。
仮想通貨の入金記録を表示します。
「TxID」を選択し、トランザクションの詳細を確認する。
以上の手順で確認できます。
TxIDとは、「トランザクションID」といいます。仮想通貨を送金するときにはIDが振り分けられます。TxIDはこの振り分けられたIDのことです。
3.残高が不足している
クレジットカードの残高や、送金元の残高が不足していると入金できません。
クレジットカード入金の場合は仮想通貨によってレートが異なりますので注意しましょう。
日本円で1万円分入金しようと思っても、手数料などを含めると1万円以上必要になります。
対策としては、入金希望額より多めに準備し、残高不足にならないようにしていきましょう。
また仮想通貨で入金するときも、ネットワーク手数料や送金手数料などは発生することも含め、多めに準備していきましょう。
入金希望額よりも多めに準備しておくことを意識しましょう。
4.Binance側の処理が遅れている
送金元の出金処理は完了しているにもかかわらず、いつまでも入金確認が取れないときは、Binance側の処理が遅れている可能性があります。
ときどき、Binance側でも利用者が多い場合は混雑することもあり、入金が反映するまでに時間がかかる場合もあります。
入金処理を確認する方法は、先述したように「フィアットと現物」で確認できます。
もし1日待ってみても入金確認できないときは、サポートセンターに問い合わせてみましょう。
5.入金アドレスが間違っている
仮想通貨を送金したときに、入金アドレスを間違えて送金してしまうケースがあります。
もし入金アドレスを間違えてしまった場合は、入金反映されないだけでなく、最悪の場合は仮想通貨を失う可能性があります。
入金アドレスを間違えていることに気づいたら、まずは送金元に連絡し、次にBinanceに問い合わせましょう。
理由としては、入金アドレスの入力ミスの場合はリカバリーできる可能性もあるからです。
・入金先アドレス
・ネットワーク
・宛先タグ
以上をしっかり確認してから送金するようにしましょう。
6.使用しているクレジットカードが未対応である
Binanceに入金できるクレジットカードは次の2種類のみです。
- VISA
- Mastercard
アメックスや楽天カードなどは、仮想通貨の購入に制限がかかっているので入金できません。
Binanceに対応しているクレジットカードで仮想通貨を購入した場合は、不具合があってもサポートの対象になりますよ。
Binanceに入金するときの注意点
Binanceは海外取引所であるため、入金するには国内の取引所から仮想通貨を送金する必要があります。
ここでは、Binanceに入金するときの注意点を解説します。
テスト送金を実施しよう
初めて仮想通貨を送金するときには、少額でテスト送金してみるのがおすすめです。
いきなり大きな金額を送金し、誤ったアドレスに送金した場合は、資産を失う可能性もあるで避けましょう。
新しいトークンに送金するときは、必ず少額でテスト送金し、入金できるか確認してみましょう。
また、取引所によっては、ホワイトリストの「ラベル機能」が備わっているところもあり、送金先アドレスとラベルを登録できるようになっていますので利用していくと良いでしょう。
送金アドレスを必ず確認しよう
先述したように仮想通貨を送金するときの注意点としては、送金アドレスが間違っていないか確認することです。
仮想通貨には通貨ごとに「アドレス」があり、送金するときに必要です。
送金アドレスは、手入力するのではなく必ずコピー&ペーストするようにしましょう。
例えば、ビットコイン(BTC)のアドレスにイーサリアム(ETH)を送金しても入金できません。
また、送金元のウォレットによっては、メールで最終確認を取らなければ入金できなかったり、指定時間しか送金できなかったりなど、独自のルールもありますので確認しておきましょう。
Binanceに誤入金したときの対応方法
仮想通貨をBinanceに誤入金したときは、Binanceのサポートセンターに連絡すれば対応してもらえる場合もあります。
しかし、すべてにおいて対応しているのではなく、条件により異なります。
ここでは誤入金の事例を解説します。
- タグを入れ忘れた場合
- 非上場トークンを入金した場合
順番にみていきましょう。
1.タグを入れ忘れた場合
仮想通貨の(BNB、XLM、XRP)などを入金したときに、誤ってタグやメモを入力して送金してしまった場合は、入金されません。
タグを入れ忘れた場合の対処方法は、申請書を英語でBinanceに提出する必要があります。
Binanceの公式サイトより申請書を提出し、対応しましょう。
2.非上場トークンを入金した場合
Binanceに誤って上場していないトークンを入金した場合は、Binanceの裁量によって返金保証される可能性があります。
なので、まずはサポートセンターに問い合わせてみましょう。
問い合わせるときに次の項目を準備しておくとスムーズです。
- お客様のバイナンスアカウントのEメールアドレス
- トークン名
- 入金額
- 対応するTxID(トランザクションアイディー)
以上を伝えましょう。
Binanceへの入金に関するQ&A
ここではBinanceの入金に関する質問をまとめてみました。
Binanceに入金するときの参考にしてみてください。
送金手数料が安い仮想通貨を教えてください。
送金テス料が安いのは、IOST(アイオーエスティ)やXRP(リップル)が挙げられます。ビットコインでの送金は高くなりますのでおすすめできません。
入金してから反映されるまでの時間はどれぐらいかかりますか?
仮想通貨のXRP(リップル)やイーサリアム(ETH)などは、入金反映のスピードが速く、数分程度で入金できます。クレジットカード入金は仮想通貨よりも時間はかかりますが、それでも当日中には反映されます。
Binanceに送金するときにおすすめの国内仮想通貨取引所はどこでしょうか?
おすすめは、コインチェックやビットフライヤーなどです。
セキュリティも高く保たれており、取り扱い銘柄も20種類ほどと多くなっています。
ビットフライヤーでリップル(XRP)やステラルーメン(XLM)を送金すると手数料は無料です。
Binanceに入金するときにタグを間違えたのですが、返金は可能ですか?
Binanceに上場している仮想通貨であれば対応できます。
もしBinanceに未上場の場合は、公式ページのセルフサービスリカバリーを試してみると回収できる可能性がありますので問い合わせてみましょう。
Binanceに入金する方法のまとめ
最後にBinanceに入金するときの注意点などをもう一度確認しておきましょう。
- Binanceに入金する方法は、仮想通貨、クレジットカード、銀行振込、P2Pの4つ。
- Binanceは入金手数料無料であっても、別途ネットワーク手数料が発生する。
- 入金するときは、ネットワーク手数料などを含めた金額を準備しておく。
- Binanceで入金確認できないのは、出金元の処理が完了していないか、入金アドレスを間違えていることが多いので必ず確認する。
- まずは少額でテスト送金を必ず実施し、無事に入金できるか確認してみる。
- Binanceの入金手数料はクレジットカードの場合は、2%とやや高めである。
以上を今回の記事で解説しました。
Binanceに入金するときは、どのような入金手段であっても慎重にやっていきましょう。
大切な資産を守るためにも、誤入金などはしないように注意しましょう。
Binanceに入金するときはぜひこの記事を参考にしてみてください。