Binance（バイナンス）の出金手順とは？注意点とよくある質問も徹底解決

Binanceの出金手続きは、5分ほどの簡単な作業で完了できます。

しかし出金するにあたって2段階認証設定など、セキュリティ設定をおこなう必要があります。

そこで本記事では、以下の内容について解説します。

本記事を読むことで、Binanceの仮想通貨を他の取引所やウォレットに送金する手順が理解できます。

はじめてBinanceから出金する方にも、わかりやすく解説しているのでぜひ最後までご覧ください。

Binance（バイナンス）とは

出典：Binance

Binanceとは、1日あたりの取引高が1兆円を超えるほどの規模で運営されている海外の仮想通貨取引所です。

Binanceの概要は以下のとおりです。

日本語を含めた40カ国以上の言語に対応しているため、日本人も安心して利用できます。

2022年11月現在、ユーザー数は1億2千万人を超えており、日本国民と同じ人数の投資家が利用しています。

Binance（バイナンス）の出金に関する特徴

海外取引所のBinanceの出金に関する特徴を次の2点ご紹介します。

• 日本円の出金ができない
• 出金上限額が決まっている

注意点の要素もあるのでぜひご確認ください。

日本円の出金ができない

Binanceは国内取引所と違って日本円の出金が不可能です。

明確にお伝えすると、保有している仮想通貨はBinanceで日本円に換金できません。

つまりBinanceで保有している仮想通貨を日本円として現金化するためには、国内取引所を介さなければなりません。

あらかじめ国内取引所の口座が必要です。

出金上限額が決まっている

Binanceで仮想通貨を出金する際、1日最大2,000BUSDと上限金額が設定されています。

ちなみに2022年11月現在、BUSDの価格は約139円なので、およそ27万8千円までの出金です。

しかしBinanceで本人確認手続きをおこなえば、1日あたり800万BUSD（約11億円）までの出金が可能となります。

とはいえ、はじめてBinanceで仮想通貨取引する方は、本人確認しなくても十分満足できるでしょう。

Binance（バイナンス）の出金手数料

Binanceから仮想通貨を出金する際には、出金手数料が必要です。

なお出金手数料は、各銘柄と利用するネットワークによって異なります。

主要通貨の出金手数料の例は次のとおりです。

その他の銘柄の出金手数料はこちらから確認できます。

Binance（バイナンス）から国内取引所に送れる仮想通貨

2022年11月24日現在、Binanceから国内取引所に送れる仮想通貨の数は55種類です。

55種類とは、金融庁が仮想通貨交換業で認可している仮想通貨「ホワイトリスト」に登録されている数です。

主要通貨のBTCやETHはもちろん、CMCやMKRなどアルトコインまで登録されています。

さらに詳しい仮想通貨の種類は、こちらから確認できるのであわせてご覧ください。

Binance（バイナンス）から仮想通貨を出金する手順

Binanceから仮想通貨を出金する手順を次の2つの方法にわけてご紹介します。

• パソコンで出金する手順
• アプリで出金する手順

実際の取引画面を使ってわかりやすく解説していきます。

パソコンで出金する手順

パソコンで出金手続きする方法をご紹介します。

はじめにBinanceホーム画面上部のウォレットから「フィアットと現物」をクリックしましょう。

出典：Binance

次に出金する仮想通貨を検索して「出金」をクリックします。

出典：Binance

続いて以下の情報入力・選択をおこないましょう。

• 通貨：出金する通貨名の確認
• アドレス：送金先の入金アドレスを入力
• ネットワーク：一覧から選択する
• 金額：出金希望額を入力

出典：Binance

最後に「出金」をクリックして認証手続きをおこなえば出金完了です。

アプリで出金する手順

Binanceのスマホアプリで出金する手順をご紹介します。

なおBinanceのアプリは以下のリンクからダウンロードできます。

• iPhoneの方：こちら
• Androidの方：こちら

それでは解説に移ります。

はじめにホーム画面右下の「財布マーク」をタップします。

次に「出金」をタップしましょう。

続いて出金したい仮想通貨を検索して「仮想通貨」を選択、そして出金する通貨の銘柄をタップします。

出金に必要な以下の情報を入力しましょう。

• アドレス：入金アドレスを貼り付ける
• ネットワーク：使用するブロックチェーンを選択する
• 金額：出金希望額を入力する

最後に「出金」をタップして、認証手続きができれば出金完了です。

出金上限額を増やす方法

Binanceの出金上限額を増やすためには、本人確認手続きが必要です。

本人確認の手順は次のとおりです。

1. ホーム画面「人型マーク」から「身分証明」をクリック
2. 「今すぐはじめる」をクリック
3. 個人情報を入力
4. 顔認証する

手続き完了後に正常に認証されれば、1日あたりの出金上限額が1日あたり800万BUSD（約11億円）まで増えます。

本人確認の具体的な手順や実際の操作方法は、こちらの記事で解説しているのであわせてご覧ください。

出金に関する注意点

Binanceで出金手続きする際の注意点をご紹介します。

• セキュリティ操作の直後は出金できない
• 仮想通貨ごとの最低出金額
• 出金反映に時間がかかる場合がある
• 日本円に換金するためには必ず国内取引所を経由する

あらかじめ確認してスムーズに手続きしましょう。

セキュリティ操作の直後は出金できない

パスワードの変更や2段階認証の設定変更など、特定のセキュリティ操作後は出金手続きが制限されます。

ユーザーのアカウントセキュリティを保護するために制限され、出金停止期間終了後は自動的に出金機能が再開されます。

仮想通貨ごとの最低出金額

Binanceでは、仮想通貨ごとに最低出金額が決まっています。

主要銘柄の最低出金額は以下のとおりです。

なお最低出金額は使用するネットワークによって異なります。

ネットワークごとの出金額は、こちらから検索してご確認ください。

出金反映に時間がかかる場合がある

Binanceから国内取引所やウォレットに出金する際、手続きの反映に時間を要するケースがあります。

使用するブロックチェーンが混雑していると、数十分かかる場合もあるので覚えておきましょう。

なおホーム画面のウォレットから「取引履歴」を選択すれば、出金手続きのステータスが確認できます。

出金先に反映され認して手続き状況を調べてみましょう。

日本円に換金するためには

Binanceの仮想通貨を日本円に換金するためには、必ず国内の仮想通貨取引所を経由する必要があります。

Binanceは日本円への換金、出金に対応していないからです。

詳しい手順はこちらからご確認ください。

出金手順のよくある質問

Binanceの出金手続きに関するよくある質問をご紹介します。

そもそも出金手続きができません

出金手続きするためには、2種類以上の2段階認証設定が必要です。

2段階認証の種類は次の3つです。

• メール認証
• SMS認証
• Google認証

2段階認証設定の詳しい手順はこちらの記事で解説しているので、あわせてご覧ください。

違うアドレスに送ってしまったらどうすればいい？

出金先のアドレスが誤っていた場合、出金した仮想通貨は消失してしまう可能性が高いです。

送金したアドレスの保有者が分かっていれば問い合わせて取り戻せる可能性もありますが、ほぼ難しいです。

送金先を間違えないように、アドレスやネットワークの選択は正確に入力しましょう。

BNBを保有すれば出金手数料は安くなりますか？

いいえ、出金手数料は安くなりません。

Binance独自の仮想通貨BNBによって安くなる手数料は、取引手数料です。

取引手数料をBNBで支払えば、20％の割引が適応されます。

しかし出金手数料には反映できないのでご注意ください。

出金するときにおすすめの仮想通貨はありますか？

XRP（リップル）がおすすめです。

XRPは本来、多額の送金に対応するために誕生した仮想通貨です。

たとえばETHの送金には約130円の手数料が発生しますが、XRPは11円で済みます。

出金履歴はどこで確認できますか？

出金履歴は取引履歴の一覧から確認できます。

手順は次のとおりです。

はじめにホーム画面上部のウォレットから「取引履歴」をクリックします。

出典：Binance

次に振替を「出金」に変更して期間などの表示条件を設定しましょう。

出典：Binance

以上で出金履歴が確認できます。

Binance（バイナンス）の出金方法まとめ

本記事では、Binanceの出金手順や注意点について解説しました。

Binanceから出金できる金額は、1日あたり2,000BUSD（約28万円）までと上限が設定されています。

多額の資金移動がある可能性が高い方は、あらかじめ本人確認して出金上限額を増やしておきましょう。