世界各国には全部で530社を超える仮想通貨取引所が運営されています。
そして国内では33社の取引所が金融庁の認可のもと仮想通貨交換業をおこなっています。
でもどの仮想通貨取引所がいいのかわからない
そこで本記事では以下の内容についてご紹介します。
- 国内のおすすめ仮想通貨取引所
- 海外のおすすめ仮想通貨取引所
- 各仮想通貨取引所の注意点
本記事を読むことで、国内および海外の仮想通貨取引所のおすすめポイントが理解できます。
まだ仮想通貨の口座を持っていない方にも、わかりやすく解説しているのでぜひご覧ください。
Index
【国内】おすすめの仮想通貨取引所5選
国内でおすすめする仮想通貨取引所を次の5社からご紹介します。
- Coincheck
- bitFlyer
- DMM Bitcoin
- GMOコイン
- bitbank
注意点もあわせて解説していきます。
Coincheck(コインチェック)
Coincheckはスマホアプリのダウンロード数が国内No.1の仮想通貨取引所です。
概要はこちらのとおりです。
名称 | Coincheck(コインチェック) |
設立 | 2012年 |
取扱銘柄数 | 17種類 |
公式サイト | https://coincheck.com/ja/ |
Coincheckは500円からビットコインの購入が可能です。また取引所の取引手数料は無料なので、お得に仮想通貨投資ができる取引所です。
こんな人におすすめ
Coincheckは、はじめて仮想通貨を購入したい初心者におすすめの取引所です。
スマホアプリのダウンロード数は3年連続No.1を獲得しており、ユーザーによる需要の高さが伺えます。
ちなみにiPhone用のアプリは5点満点中、4.2点の総合評価を獲得しています。
アプリは初心者でも使いやすい直感的な操作ができるため、はじめて仮想通貨を購入する方でも簡単に使用できるでしょう。
Coincheckの注意点
Coincheckの販売所で仮想通貨を購入する際は、スプレッド手数料に注意しましょう。
仮想通貨の購入レートと売却レートの差額(実質的な手数料)
たとえば2022年11月30日現在、182,488 円のETHを1ETHで購入してすぐに売ってしまうと、12,536円も損してしまいます。
つまり12,536円のスプレッド手数料が発生するため、短期的な売買をおこなう際は事前に確認しておきましょう。
bitFlyer
bitFlyerは、日本ブロックチェーン協会の設立を主導した株式会社bitFlyerが運営する信頼ある仮想通貨取引所です。
名称 | bitFlyer(ビットフライヤー) |
設立 | 2014年 |
取扱銘柄数 | 17種類 |
公式サイト | https://bitflyer.com/ja-jp/ |
2016年~2021年の6年間、bitFlyerは国内におけるビットコイン取引量No.1を獲得しました。
また仮想通貨の売買のほかに、bitFlyerクレカと呼ばれるクレジットカードによってビットコインを貯めるサービスも展開しています。
こんな人におすすめ
bitFlyerは、クレジットカードやTポイントカードの利用が多い方におすすめの取引所です。
bitFlyerクレカによって日常の買い物でビットコインが貯まるだけでなく、Tポイントをビットコインに交換できるサービスもあります。
クレジットカードやTポイントは増えませんが、ビットコインに交換しておけば相場価格の上昇によって資産が増える見込みもあるでしょう。
bitFlyerは各種ポイントを有効に活用したい方におすすめです。
bitFlyerの注意点
bitFlyerクレカやTポイントの交換によってビットコインが入手できますが、ポイントと違って資産が減る可能性もあります。
たとえば2022年4月に約500万円だったビットコインは、2022年11月には半分の約250万円まで下がりました。
つまり10,000円分のビットコインを持っていれば、5,000円まで減ってしまう計算です。
しかし長期的にみれば仮想通貨市場は右肩上がりなので、売却せず保有しておきたい方にはおすすめです。
DMM Bitcoin
DMM BitcoinはDMMグループの技術や知見が活かされた仮想通貨取引所です。
名称 | DMM Bitcoin |
設立 | 2016年 |
取扱銘柄数 | 24種類 |
公式サイト | https://bitcoin.dmm.com/ |
現物取引では、17種類の仮想通貨から取引がおこなえます。
またCHZやZPGなど、国内取引所では珍しい銘柄を取り扱っているのもDMM Bitcoinの特徴です。
こんな人におすすめ
DMM Bitcoinはレバレッジ取引を中心におこないたい方におすすめの国内取引所です。
預けた資金を担保にして、資金の数倍もの金額で取引できるサービス
なおDMM Bitcoinのレバレッジ取引は以下24種類の仮想通貨を対象にしておこなえます。
BTC | ETH | XRP |
LINK | MKR | AVAX |
CHZ | TRX | ZPG |
LTC | XLM | ETC |
BCH | BAT | ENJ |
OMG | MONA | ADA |
DOT | XTZ | XEM |
QTUM | XYM | IOST |
国内No.1の取扱数を誇るDMM Bitcoinなら、幅広い選択肢のなかでレバレッジ取引ができます。
DMM Bitcoinの注意点
DMM Bitcoinでのレバレッジ取引はおすすめですが、リスクもあるので注意が必要です。
レバレッジ取引は証拠金を担保に数倍の資金で取引ができるため、利益が最大化できるメリットがあります。
しかしメリットがある反面、損失も数倍に膨れ上がるリスクを合わせもっています。
まずは現物取引で仮想通貨取引に慣れてから、レバレッジ取引への挑戦をおすすめします。
GMOコイン
GMOコインは、オリコン顧客満足度No.1を誇る人気の国内取引所です。
名称 | GMOコイン |
設立 | 2016年 |
取扱銘柄数 | 23種類 |
公式サイト | https://coin.z.com/jp/ |
GMOコインは、即時入金や日本円の出金、そして仮想通貨の送付などあらゆる手数料がすべて無料です。
またIT業界で実績があるGMOグループの金融サービスが活かされているため、セキュリティ体制の整備など安心できる材料が揃っています。
こんな人におすすめ
GMOコインは、あらゆる仮想通貨を少額ずつ購入したい初心者の方におすすめの取引所です。
たとえば以下のように、GMOコインでは少額から仮想通貨投資ができます。
- ビットコイン:24円~
- イーサリアム:18円~
- リップル:57円~
- ドージコイン:150円~
- ソラナ:21円~
またGMOコインの公式アプリは非常にシンプルなので、少ないステップで簡単に仮想通貨が購入できます。
GMOコインの注意点
GMOコインは最低出金額が10,000円に設定されているのでご注意ください。
つまり日本円が口座内に10,000円以上なければ、銀行口座への振込みがおこなえません。
ほかの取引所と比べて高く設定されているので、GMOコインを利用する際はご注意ください。
bitbank
bitbankはセキュリティ国内No.1に評価されるなど、第三者機関による高い評価を獲得している国内取引所です。
名称 | bitbank |
設立 | 2014年 |
取扱銘柄数 | 21種類 |
公式サイト | https://bitbank.cc/ |
bitbankはセキュリティNo.1のほかにも、取引量とアプリストア部門においてもNo.1に輝いた実績をもっています。
また取引所で取り扱っている銘柄数は、販売所と同様に21種類です。
業者とユーザーが取引をおこなう販売所と違って、取引所はユーザー同士が仮想通貨取引をおこなうプラットフォーム
こんな人におすすめ
bitbankは取引手数料をおさえて仮想通貨投資したい方におすすめです。
取引手数料が安い「取引所」は取扱銘柄数が少ない傾向にありますが、bitbankは21種類の仮想通貨があります。
さらにbitbankの取引高も高いため、ユーザー同士の取引で成立する取引所でも問題なく仮想通貨売買ができます。
bitbankの注意点
bitbankではレバレッジ取引ができないので、あらかじめご注意ください。
そのこ
レバレッジ取引とは、証拠金を担保にして資金以上の取引ができるサービスです。
リスクもある取引方法ですが、利益を最大化したいユーザーにはおすすめの取引方法です。
レバレッジ取引を希望する方は、ほかの取引所を利用しましょう。
【海外】おすすめの仮想通貨取引所5選
海外でおすすめする仮想通貨取引所を次の5社からご紹介します。
- Binance
- MEXC
- Gate.io
- Bybit
- OKX
利用するうえでの注意点もあわせて解説します。
Binance
Binanceは世界最大級の取引量を誇る仮想通貨取引所です。
名称 | Binance(バイナンス) |
設立 | 2017年 |
取扱銘柄数 | 355種類 |
日本語対応 | × |
公式サイト | https://www.binance.com/en |
世界的に人気のBinanceのユーザー数は、1億2,000万人を超えています。
NFTマーケットプレイスを展開してプロサッカー選手のクリスティアーノ・ロナウドとコラボするなど、著名人とのコネクションもある取引所です。
Binanceの特徴はこちらの記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
こんな人におすすめ
Binanceは、積極的に仮想通貨のトレードをおこないたい方におすすめの取引所です。
流動性が高いBinanceは、1日あたり1兆円以上の取引高を誇っています。
つまり取引の約定率が非常に高い状態をキープしています。
取引高が低い取引所であれば、売り注文した仮想通貨の取引が成立しないトラブルが散見されているのが現状です。
しかしBinanceほどの取引量があれば、高い確率で売り注文は成約されるでしょう。
Binanceの注意点
Binanceは過去に金融庁から警告を受けています。
ちなみに日本の仮想通貨取引所は、すべて金融庁の許可のもと運営をおこなっています。
しかし海外取引所のBinanceは日本人ユーザーが多いにも関わらず、金融庁の許可を得ていないため警告を受けました。
とはいえBinanceの利用に違法性があるわけではないので、自己責任で利用すれば問題はありません。
MEXC
名称 | MEXC Global |
設立 | 2018年 |
取扱銘柄数 | 1541種類 |
日本語対応 | 〇 |
公式サイト | https://www.mexc.com/ja-JP |
MEXCは1,500種類以上の取扱銘柄数を誇る取引所です。
ユーザー需要の高まりによって、2022年には利用者が1,000万人を突破しました。
MEXCのより詳しい特徴やメリットは、こちらの記事で解説してるのであわせてご覧ください。
こんな人におすすめ
MEXCはレバレッジ取引によって多大な利益を狙いたい方におすすめです。
国内ではレバレッジ倍率に制限が設けられていますが、MEXCの最大レバレッジは200倍にもなります。
つまり準備した資金の200倍までの仮想通貨取引ができるため、短期間で利益を出せる可能性があります。
ただし、損失が膨らむリスクもあるのでご注意ください。
MEXCの注意点
MEXCは取扱銘柄数が多い取引所ですが、詐欺コインが紛れている可能性があるので注意が必要です。
本来、仮想通貨が上場する際は取引所による審査がおこなわれます。
もちろんMEXCに上場している仮想通貨も、厳正な審査をおこなったうえで取引されています。
しかし仮想通貨プロジェクトの運営が突然停止してしまうトラブルがあるのも事実です。
取扱銘柄数が多い分、リスクもあるので草コインに投資する際は十分ご注意ください。
Gate.io
名称 | Gate.io(ゲート) |
設立 | 2013年 |
取扱銘柄数 | 1526種類 |
日本語対応 | 〇 |
公式サイト | https://www.gate.io/ja |
Gate.ioは2013年に設立して9年間、ハッキング被害なく安全な運営をおこなってきた信頼ある取引所です。
仮想通貨の売買だけでなく、スタートアップと呼ばれる独自の資産運用サービスも展開しています。
Gate.ioの詳細はこちらの記事で解説しているので、あわせてご覧ください。
こんな人におすすめ
Gate.ioは、ステーキングによって資産運用をしたい方におすすめの取引所です。
仮想通貨を預けた見返りに報酬がもらえる資産運用サービス
たとえばBTCをステーキングすれば、年利0.5~8%の利益が見込める商品があります。
さらにアルトコインのATOZであれば、年利150%と非常に利益率が高い商品も存在します。
しかしリスクもあるので、十分理解したうえでサービスを利用してみましょう。
Gate.ioの注意点
Gate.ioの公式サイトには運営者情報が明記されていないため、不透明な側面がみられます。
とはいえ、2013年からの運営実績と1,000万人を超えるユーザー数を考慮すれば、信頼に足る取引所です。
Bybit
名称 | Bybit(バイビット) |
設立 | 2018年 |
取扱銘柄数 | 264種類 |
日本語対応 | 〇 |
公式サイト | https://www.bybit.com/ja-JP/ |
Bybitは2018年に設立された比較的新しい仮想通貨取引所です。
マルチコールドウォレットと呼ばれる保管庫で仮想通貨を管理しており、ユーザーの大事な資産を大切に守っています。
口座開設はメールアドレスあるいは電話番号があれば、5分ほどで完了できる取引所です。
こんな人におすすめ
Bybitはローンチパッドで利益を狙いたい方におすすめの取引所です。
Bybitに上場する前の仮想通貨が先行購入できるサービス
過去には、Bybitのローンチパッド銘柄「GENE」が最大47倍まで価格高騰しました。
ほかにもKASTAやREALなど様々な銘柄が価格高騰しており、今後のローンチパッドにも注目が集まっています。
Bybitの口座開設方法はこちらの記事で詳しく解説しているのであわせてご覧ください。
Bybitの注意点
Bybitに限った内容ではありませんが、海外取引所を利用する際は2段階認証設定を必ずしましょう。
アプリやSMSを使って認証コードを発行し、ログイン・仮想通貨取引をおこなうセキュリティ対策
仮想通貨取引におけるハッキング被害は未だ多発しているため、自身であらかじめ防ぎましょう。
OKX
名称 | OKX |
設立 | 2013年 |
取扱銘柄数 | 353種類 |
日本語対応 | × |
公式サイト | https://www.okx.com/ |
OKXは2021年にOKExから改名された仮想通貨取引所です。
世界各国180カ国以上のユーザーによって利用されており、高い流動性を誇っています。
こんな人におすすめ
OKXは取引手数料をおさえて仮想通貨売買がしたい方におすすめの取引所です。
たとえば現物取引の手数料は、0.02%~になります。
ほかの海外取引所MEXCの取引手数料は0.2%なので約10倍の差があります。
短期的にトレードする方には手数料も考慮するべきポイントなので、手数料が低いOKXはおすすめです。
OKXの注意点
OKXは日本語に対応していないため、英語が苦手な方は注意が必要です。
どうしてもOKXが利用したい方は、Google翻訳やDeepLなどの翻訳ツールを活用して対応しましょう。
ただし、お問い合わせも英語での対応になるので、あわせてご注意ください。
おすすめの仮想通貨取引所まとめ
本記事では、国内と国外でおすすめする仮想通貨取引所をご紹介しました。
- Coincheck
- bitFlyer
- DMM Bitcoin
- GMOコイン
- bitbank
- Binance
- MEXC
- Gate.io
- Bybit
- OKX
仮想通貨取引所は各々異なった特徴があるため、自身の取引スタイルにあわせて選択しましょう。
ただし、メリットだけ見てしまうとリスクを追う危険性もあるため、デメリットも確認したうえでの健全な取引をおすすめします。