「バイナンス(以下、Binance)」とは、2017年に設立されたマルタに本拠地を置く仮想通貨取引所です。
1日の仮想通貨取引量が100億ドル超えなど、「取引高世界ナンバーワン」の規模を誇っています。
「Binance(バイナンス)ってよく聞くけど、どんな特徴があるの?」
「海外の取引所の使い勝手とか、実際どうなの?」
「国内にも取引所があるのに、わざわざBinanceを使うメリットってなに?」
上記のような悩みを抱える方も、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そのこ
海外取引所のBinance(バイナンス)について、基本情報から使い方まで丸ごと解説します!
それでは、Binanceの基本情報から解説していきます。
Index
Binance(バイナンス)とは?基本情報や特徴まとめ
Binance(バイナンス)の基本情報
Binanceの基本情報を、表にまとめてみました。
項目 | 内容 |
取扱い通貨数 | 300種類超え |
取引方法 | 現物取引、デリバティブ取引 |
手数料の種類 | 5種類 |
最低取引数量(最低出金額) | 0.001BTC |
取り扱い手数料 | 一律0.1% |
取引方法は現物取引だけではなく、「デリバティブ取引」にも対応しています。
デリバティブ取引とは、現物取引よりも効率的な資産運用ができるように派生したものです。
- 先物
- オプション
- スワップ
など、大きく分けて3つの種類があります。
続いて、Binanceの特徴について深堀りしていきます。
Binance(バイナンス)の特徴・概要
Binanceの特徴は、次の3つです。
- 取扱通貨数が豊富(300種類以上)
- より多くのレバレッジ取引が可能(最大20倍)
- 流動性が高いので、手数料も安い(一律0.1%)
後ほど解説しますが、Binanceは世界トップクラスの仮想通貨取引所です。
他にも、
- 独自コイン(BNB)による人気投票の実施
- ハードフォークにより派生した通貨(フォークコイン)への積極的関与
- 日本語でのサポートも手厚い
など仮想通貨マーケットでのニュースとして、常に動向がチェックされている場所でもあります。
Binance(バイナンス)の良い・微妙と感じた口コミ7選
Binanceに関する口コミを、良い・微妙に分けて7つずつご紹介します。
良いと感じた口コミ7選
Binanceに対する良い口コミは、次の7つです。
- 手数料が安い
- スプレッドがほぼゼロ
- 総合的に使いやすい
- 仮想通貨銘柄の取り扱いが多い
- スマホアプリが使いやすい
- 海外の取引所だけど、日本語対応している
- 取引量が多い
一つずつ、解説していきます。
手数料が安い
「手数料の安さ」が、良い口コミの中でもっとも多かった印象です。
Binanceの手数料は、一律0.1%です。
国内の取引所が0.1〜0.15%のため、比較的安いといえるでしょう。
さらに先物取引の場合、0.036%です。
比較的安いと評判の取引所でも、0.075%です。
Binanceの方が、よりお得に取引できますね!
スプレッドがほぼゼロ
スプレッドがほぼ発生しない点も、良い口コミとして多い印象でした。
Binanceは、スプレッドがほぼかからない点も魅力の一つです。
スプレッドとは、仮想通貨を購入するときと売却する時に発生する差額のことです。
ざっくりいうと、取引所の利益となる部分です。
スプレッドの相場は、一般的に2〜9%です。
知らずしらずのうちに手数料が発生してしまうリスクを、防いでくれますね!
総合的に使いやすい
Binanceは、総合的に使いやすいという評価が多くありました。
- 画面表示がシンプル
- サーバー自体が軽い
- スムーズに操作ができる
実際の画面を見てみても、スッキリしている印象を抱きます。
画像引用:「Binance公式サイト」
仮想通貨銘柄の取り扱いが多い
Binanceの強みとして、「銘柄の多さ」に魅力を感じる人は多いです。
Binanceの取扱通貨数は、300種類を超えています。
国内の取引所では入手できないような珍しい通貨も多く、分散して投資することも可能です。
スマホアプリが使いやすい
公式サイトだけではなく、スマホアプリも使いやすいという評価でした。
- 外出先でも利用できる
- お気に入り機能で、価格確認もスムーズ
場所を選ばずに利用できる点は、大きなメリットといえますね!
海外の取引所だけど、日本語対応している
Binanceは日本語への対応など、サポート面も万全です。
サポート機能では、ライブチャット機能もあります。
またQ&Aも細かく設置されているため、初心者の方にも安心して利用できます。
画像引用:「Binance公式サイト」
取引量が多い
Binanceの取引量は、世界トップクラスといわれています。
Binanceの動向を、世界のメディアがチェックしてるといっても過言ではありません。
注目されている分、安心感が得られるとも言い換えられます。
取引量の多さは手数料のみならず、心理的なメリットにも繋がっているのです。
微妙だと感じた口コミ7選
Binanceに対して微妙だと感じた口コミは、次の7つです。
- 日本の金融庁の許可を受けていない
- 画面が重くてフリーズしやすい
- 画面の文字が小さい
- 日本参入を受けて、強みが少なくなるのではないか
- 少額投資には向いていない
- 日本円に対応していない
- 送金が遅い
良い口コミと、評価が分かれるものもあるため、一つずつ解説します。
日本の金融庁の許可を受けていない
日本の金融庁の許可を受けていないことに、不安を覚える口コミがありました。
たしかにBinanceは、金融庁が認める「暗号資産取引業」の許可を受けているわけではありません。
しかし、Binanceを利用しても罰則があるわけでないので、ご安心ください。
日本円に換金などの際、国内の取引所を経由する必要があります。
手間と手数料が発生することを、あらかじめ理解しておきましょう。
画面が重くてフリーズしやすい
画面が重く、フリーズしやすいとの口コミがありました。
良い口コミでは動作がスムーズとあったため、意見が分かれた部分です。
通貨の表示画面を変えようとしたタイミングで、フリーズしてしまうことがあったそうです。
実際に数回試してみましたが、フリーズは確認できませんでした。
画面の文字が小さい
画面の文字が小さくて見づらい、という評価もありました。
特に赤と緑の文字が見づらく、ご年配の方には負担に感じてしまう可能性もゼロではありません。
PCの場合、画面拡大もカンタンにできますので、積極的に活用していきましょう。
日本参入を受けて、強みが少なくなるのではないか
2022年、Binanceが日本参入に向けて準備をしているというニュースがありました。
嬉しいニュースではあるものの、Binanceの強みである取扱銘柄が減る可能性などを懸念している評価がありました。
2022年10月時点では、進展は確認できていません。
今後の動向を、引き続きチェックする必要がありますね!
少額投資には向いていない
Binanceには、最低出金額などが設定されている点から、少額投資に向いていないという口コミがありました。
最低出金額は、ビットコイン(BTC)の場合、0.001BTC(2022年10月、約2,000円)です。
ある程度まとめて出金するなど、ご自身の投資基準で判断しましょう。
日本円に対応していない
Binanceは、法定通貨である日本円に対応していません。
BTC、ETH、BNB建てに慣れるまで、時間を要します。
慣れるまでに多少なりとも時間がかかることを、あらかじめ念頭に置いておきましょう。
送金が遅い
Binanceから他の取引所に送金する際、2日間ほど要してしまったとの口コミがありました。
過去に送金作業を何度か行いましたが、数時間で完了しました。
画面の動作と同様に、ご利用の通信環境によって変動があるかもしれません。
出金などは、余裕を持って行うように心がけましょう。
Binance(バイナンス)の独自通貨であるBNB(バイナンスコイン)とは?
BNB(バイナンスコイン)の基本情報
「BNB(バイナンスコイン)」とは、Binance独自の仮想通貨(トークン)です。
取引所での流動性を上げる(活性化させる)ために、作られました。
BNBは発行枚数が2億枚と決まっており、増えることはありません。
2022年10月現在、1BNBあたり約4万円の価格がついています。
BNBのメリット
前述のとおり、BNBは取引所の活性化が一つのミッション(目的)です。
目的に応じて、下記のようなメリットが設計されています。
- 取引手数料を安くする
- 上場候補通貨の投票権代わりになる(意思決定への参加)
- ICO(新規仮想通貨)の購入
取引手数料を安く済ませることができ、新しくできた仮想通貨を安く購入することも可能です。
安く購入した仮想通貨が数年後、十倍や百倍となる事例も珍しくありません。
初心者だけではなく、中・上級者も満足できるようになっています。
価格推移
BNBは今後も価格が上がると、推測されています。
もっとも大きな理由として、「BNBバイバック・バーン」が挙げられます。
ざっくりいうと、BNBをBinance側が買い取ることで総枚数を減らす作業を意味します。
2億枚の内、百万枚単位で減らすことで、1枚あたりの価値が高まります。
減らした通貨は焼却処分されるため、復活することはありません。
最終的には、総発行量の50%である1億枚を予定しており、2022年6月時点で3,500万枚が焼却済みです。
以上の理由から今後も焼却作業が続くため、価格の上昇が推測されています。
将来性
BNBの将来性ですが、今後も成長していくとされています。
理由として、BSC(バイナンススマートチェーン)との連携が挙げられます。
BSCとは、Binanceが運営するブロックチェーンの名称です。
ざっくりいうと、「インターネット上にある巨大な土地」とイメージするとわかりやすいでしょう。
巨大な土地の代表例として、イーサリアムブロックチェーン(以後、イーサリアム)が挙げられ、BSCはイーサリアムとほぼ同じ機能を兼ね備えています。
イーサリアムには、「スマートコントラクト」と呼ばれる自動決済機能が非常に有名です。
スマートコントラクトとは、プログラムを事前に組み込んでおくことで、記録や決済、送金などを自動で行うことができます。
自動販売機が、もっともイメージしやすいスマートコントラクトとして有名な例です。
- お金を入れる
- 商品を選択する
- 指定した飲み物が出てくる
上記のように、スマートコントラクトは事前に動作設定をしておくことで、ネット上の契約を自動化することに成功しました。
ただしイーサリアムブロックチェーンの課題として、処理が混雑すると処理手数料が高騰してしまうという点があります。
BSCは、イーサリアムブロックチェーンの課題を解決すると謳っています。
実際に数値上では、BSCの処理能力が高いとのデータも出ています。
スマートコントラクトによって、通貨の枠を超えた市場も規模を拡大しています。
中央に管理者を置かないお金のやり取りで有名な「De-Fi(ディファイ)」ですが、市場規模は10兆円ともいわれています。
他にもNFT(エヌエフティー)は、2022年1月時点で126億ドルの売買が行われていました。
ブロックチェーンやスマートコントラクトを活用した事業は、今後も増えていくと予想されています。
したがって、BNBは価値を高めていく通貨といえるでしょう。
BNB(バイナンスコイン)以外で、オススメの購入銘柄
BNB以外で、オススメの銘柄について解説していきます。
本記事では、有名なビットコイン(BTC)とイーサ(ETH)をご紹介します。
ビットコイン(BTC)の特徴
ビットコインは、2009年1月3日に誕生した仮想通貨です。
別名「デジタル・・ゴールド」と呼ばれ、インターネット上に価値を保存できるようになったと話題になりました。
発行枚数は2,100枚であり、2022年10月現在でも時価総額ナンバーワンの銘柄として君臨しています。
- 管理者がいない非中央集権
- P2P(ピアツーピア)という個人同士での取引
など、管理者なしで取引できる資産として重宝されています。
価格推移
ビットコイン(BTC)は、今後も価格が上昇すると予想されます。
2019年10月:88万円
2020年10月:112万円
2021年10月:530万円
2022年10月:280万円
年単位で見ると、基本的に価格は上昇しています。
2022年は、米市場の金融引き締めやUSTという銘柄の暴落などが重なり、価格を大きく下げました。
しかし2021年には、北米市場での買いの活発化、法定通貨への不安が高まったことによって新規参加者が増えました。
今後も市況の変化によって変動はあるものの、発行枚数が限られているビットコイン(BTC)への期待は、無くならないでしょう。
将来性
ビットコインの将来性は、明るいという見方が強いです。
理由は、次の3つです。
- 総発行数が決まっていることにより、希少性がある。
- だれでも、いつでも、手数料を安く利用できるため、利便性が高い。
- 改ざん困難なブロックチェーン技術を利用している
仮想通貨を保管する電子ウォレットを持っていれば、だれでも利用できます。
銀行口座を持たない人は、世界で17億人いるといわれています。
眠っている顧客に向けて、ビットコイン決済による商品購入などができる店舗も増えてきました。
例えば、家電で有名な「ビックカメラ」はすでにビットコイン決済を導入しています。
電子マネーを利用する感覚で、ビットコイン(BTC)を利用する日も近いですね!
イーサ(ETH)の特徴
イーサ(ETH)とは、イーサリアムブロックチェーンを使用する上で利用する通貨です。
一言でいうと、「手数料」を意味します。
BNBで述べたように、スマートコントラクトによって取引を自動で行うことができるようになりました。
スマートコントラクトの実装により、次の4つの領域でイーサリアムブロックチェーンが利用されています。
- NFT:デジタルデータの所有権の可視化
- De-Fi:個人間で行う金融取引
- BCG:ゲームアイテムをNFTとしてプレイできるゲーム
- DAO:中央に管理者のいない組織
分散化によるネットワーク全体の安定稼働が最大の特徴となっています。
価格推移
イーサ(ETH)はBTC同様、今後も価格が上昇すると予想されます。
2019年10月:1.9万円
2020年10月:3.6万円
2021年10月:37万円
2022年10月:19万円
2021年に起きたDe-Fiバブルで、イーサ(ETH)の価格は急上昇しました。
2022年には、国内にNFTが普及する動きも強まっているため、今後も価格が上昇すると予想されます。
将来性
前述のとおり、時価総額2位のイーサも盤石との見方が強いです。
海外市場では、イーサリアムに特化したETF(投資商品のおまとめパック)が導入される事例も増えてきました。
- カナダ
- オーストラリア
- ブラジル
さらに、大手企業も続々と参入してきています。
- KDDI
- トヨタ自動車
- 三菱東京UFJ銀行
- Microsoft社
- accenture
イーサリアムブロックチェーンは仮想通貨が作りやすいため、新規通貨の発行にも活躍の場があります。
利用にはイーサ(ETH)が使用されるので、今後も活発に取引されることでしょう。
Binance(バイナンス)のメリット・デメリット
Binance(バイナンス)を利用する5つのメリット
取引手数料が安い
Binanceの取引手数料は、一律0.1%です。
国内の取引所を利用した場合、0.1〜0.15%の手数料が発生します。
また、スプレッドがBinanceではほぼかからない点も、手数料が安いといわれる理由の一つです。
Binanceを利用することで、スプレッドを節約できる点はありがたいですね!
Binanceの手数料について、次の記事で詳しく解説しています。
>>Binanceの手数料ってなに?5つの手数料と安くするコツを解説!
取扱通貨数が豊富
Binanceでは、約300種類を超える仮想通貨を取り扱っています。
国内の仮想通貨取引所では、多くても13〜17種類程度です。
国内では手に入らないような通貨も、Binanceであれば入手できる可能性があります。
日本語に対応している
Binanceは海外の仮想通貨取引所であるものの、日本語対応が整っています。
過去に、国内で登録された仮想通貨取引所ではないため、日本語対応がなくなるという事件もありました。
2022年10月現在、日本語対応は復活しているので、利用にあたってのストレスはほとんどゼロになりました。
レバレッジが最大20倍
Binanceでは、最大20倍のレバレッジをかけることが可能です。
以前は125倍まで倍率を設定できましたが、2021年10月に倍率が20倍まで引き下げられました。
Binanceのレバレッジ取引には、「ゼロカットシステム」が採用されています。
「ゼロカットシステム」では、証拠金がゼロになった時点で強制的に決済するシステムを意味します。
レバレッジ取引に対して、少し不安を覚えている人でも利用しやすくなっていますよ!
24時間365日のサポート体制が整っている
Binanceの公式サイトには、サポート機能が充実しています。
サポート機能をクリックすると、AIボットやライブチャットで問い合わせができるページもあります。
質問を書き込むことで、すぐに回答をもらうことが可能です。
Binance(バイナンス)の注意すべき3つのポイント
Binanceを利用する上で、注意すべき3つのポイントは次のとおりです。
- 日本円で入金できない
- 日本居住者では、利用が認められていない
- ハッキングの危険性がある
一つずつ、解説していきます。
日本円で入金できない
Binanceは、日本円の直接入金ができません。
したがって仮想通貨の購入は、国内の取引所で行う必要があります。
国内における有名な仮想通貨取引所は、次の5つです。
- コインチェック
- BitFlyer
- bitbank
- DMM bitcoin
- GMOコイン
各取引所とも、金融庁の仮想通貨交換業を認められた会社ですので、安心してご利用いただけます。
日本居住者では、利用が認められていない
Binanceは、日本居住者の利用が法的には認められていません。
仮想通貨(暗号資産)を取り扱う会社に対して、交換業登録を完了させていないと取引ができないというルールとなっています。
ただし、違反(法律的な罰則)があるわけではありません。
あくまで、海外在住の日本人向けに運営しているとの方針を示しています。
また、Binanceも国内の「仮想通貨交換業」の登録に向けて、金融庁へ打診しているという話もあります。
今後、動向が変わる可能性は十分に考えられますね。
ハッキングの危険性がある
Binanceに限った話ではありませんが、仮想通貨取引所はハッキングの被害に遭いやすいです。
過去にハッキングのあった仮想通貨取引所の代表例は、次の3つです。
- コインチェック
- Zaif
- マウントゴックス
また2022年10月、Binance自体もハッキング被害を受けました。
被害総額は約1億ドルともいわれ、BNBというBinanceオリジナルコインにも影響を受けました。
1BNBあたり293ドルでしたが、一時280ドルまで低下したのです。
しかし2022年10月、300ドルを超える高値を維持しています。
上記のように、Binanceに対する投資家からの信頼が可視化される、という良い事例となりました。
Binance(バイナンス)の使い方
Binanceの使用方法について、解説していきます。
Binanceを利用するにあたって、口座開設が必要となります。
それでは、Binanceの口座開設からチェックしていきましょう。
Binance(バイナンス)で口座開設する流れ
Binanceで口座開設する大枠の流れは、次のとおりです。
- アカウントの作成
- 本人認証
- 二段階認証
それでは、具体的な手順を解説します。
アカウントの作成
はじめにBinanceの公式サイトより「登録」を選択します。
続いて、メールアドレスとパスワードを入力します。
パスワードには、最低でも1つの数字と1つの大文字を入力する必要があります。
入力完了後、認証コードを取得します。
「コードを取得」をクリックすると、登録したメールアドレスに認証コードが届きます。
打ち間違えのないよう、焦らず入力していきましょう。
入力後、提出します。
本人認証
次に、本人認証を行います。
本人確認書類には政府発行のIDカードとして、「マイナンバーカード」を利用できます。
もしくは、パスポートや運転免許証なども利用できます。
本人認証の手順は、次のとおりです。
本人認証を行う画面の右下にある、QRコードを表示します。
Binanceのスマホアプリから、QRコードを読み取ります。
本人確認書類を撮影し、画像を添付します。
次に、顔写真を撮影します。
撮影する上で、避けるべき状態もチェックしておきましょう。
指示通りに顔を動かし、認証を行います。
二段階認証
最後に、「二段階認証」を済ませておきましょう。
二段階認証とはセキュリティを高める方法であり、外部からの不正ログインなどを防ぐ効果があります。
本記事では、もっとも汎用性がある「バイナンス認証(Google認証)」を解説します。
ホーム画面から、Google認証を選択します。
「Google Authenticator」という、認証アプリをダウンロードしましょう。
アプリを開き、バックアップキーを保存します。
アプリの認証として必要な項目は、「メール認証」と「認証コードの確認」です。
そして、「Google認証コード」の欄に、アプリ内で表示されている6桁の数字を入力します。
3つの入金方法
Binanceを利用するにあたって、入金する方法は3つあります。
- 国内の取引所で仮想通貨を購入後、Binance口座へ入金(送金)する
- クレジットカードやデビッドカードから、直接仮想通貨を購入する
- SWIFT(スイフト)ネットワーク経由で、USDを入金する
一つずつ、解説していきます。
国内の取引所で仮想通貨を購入後、Binance口座へ入金(送金)する
コインチェックなど、国内の取引所を経由してBinanceに入金する方法です。
Binanceを利用する上で、もっともスタンダードな手段といえるでしょう。
- 入金上限金額:なし
- 入金手数料:無料
上記のように、3つの中でも手数料を安く抑えることができる方法でもあります。
仮想通貨の購入&送金する手順
本記事では、コインチェックを例に出して、仮想通貨の購入から送金までの手順を解説します。
主な流れは、次のとおりです。
- コインチェックで口座開設
- 仮想通貨の購入
- Binanceに送る入金アドレスの取得
- コインチェックからBinanceへ送金
画像付きで、解説します。
コインチェックの公式サイトより、会員登録をクリックします。
メールアドレスとパスワードを入力します。
「私はロボットではありません」にチェックを入れます。
「会員登録」をクリックし、指示に従って身分証などを提出してください。
コインチェックから承認メールが届けば、口座開設完了です。
続いて、仮想通貨の購入です。
コインチェックの画面から、暗号資産の購入を選択します。
購入したい銘柄を、選択してください。
購入ボタンを押すことで、仮想通貨の購入は完了です。
次に、Binanceに送る入金アドレスを取得します。
Binanceの入金アドレスは、自宅の玄関ポストのイメージです。
あらかじめ注意点として、以下を覚えておきましょう。
- ポストの住所はメモせず、必ずコピペを心がける
- コピペした後も、確認作業を怠らない
アドレスの表記が違うとは、送る住所が異なることと一緒です。
大切な資産を守るため、かならず徹底するようにしましょう。
はじめに、Binanceの公式サイトを開き、画面右にある、人型アイコンをクリックしましょう。
「ウォレット」を選択し、続けて「概要」をクリックします。
入金する銘柄を、選択してください。
入金アドレスの登録も必須のため、サクッと登録しておきましょう。
入金アドレスをコピーします。
続いて、コインチェックの画面を開きます。
送金画面から、コインチェックの出金アドレスに、先ほどの入金アドレスをコピーします。
「申し込みを確定する」をクリックします。
以上で、完了です。
クレジットカードやデビッドカードから、直接仮想通貨を購入する
Binanceは「クレジットカード」などを利用して、仮想通貨を購入することができます。
- 取り扱いの法定通貨:22種類
- 最低入金額:1,700円
- 入金上限金額:530,000円
- 入金手数料:購入する通貨によって異なる
一見すると便利な方法ですが、入金手数料が大きなハードルです。
入金手数料には、2つのパターンがあります。
- 選択した仮想通貨の3.5%
- 10USD
2つの内、どちらか高い方が自動で選択されます。
仮にBTCが200万円、10万円分(0.05BTC)購入した場合、0.005BTCの手数料が発生します。
1BTC=200万円とすると、0.005BTCは1万円と計算できるため割高といえますね。
続いて10USDは、2022年10月現在で1,400〜1,500円です。
今回の場合、0.005BTCが手数料として適用されます。
いずれにしても、クレジットカードでの手数料は割高であることは否めません。
あくまで取引に慣れるためなど、目的を明確にしておきましょう。
手数料を抑えたい人は、国内の仮想通貨取引所を利用することをオススメします。
クレジットカードでの購入方法
Binanceへ、ログインします。
メニュー画面より、クレジットカード・デビッドカードを選択します。
次に、使用する通貨を選択します。
クレジットカードが未登録の場合、個人情報の登録作業が必要です。
- 名前
- カード番号
- 有効期限・セキュリティコード
以上、3点を入力します。
仮想通貨の銘柄を選択し、購入します。
SWIFT(スイフト)ネットワーク経由で、USDを入金する
「SWIFT(スイフト)」とは、海外へ送金するために世界中の銀行が提携している送金ネットワークのことです。
入金手数料は無料ではあるものの、SWIFTを利用する上での利用料は別途発生します。
また送金にかかる時間も、5日〜10日ほど発生する場合があります。
時間と費用がかかってしまうため、利用の際は注意しましょう。
SWIFT(スイフト)ネットワーク経由で、USD)を入金する方法
Binanceアカウントへログインし、「ウォレット」、「フィアットと現物」をクリックします。
ネットワーク選択から「USD入金」をクリックします。
入金額を入力し、「確認」をクリックすると、入金リクエストが作成されます。
以上で、完了です。
Binance(バイナンス)でよくある質問
Binanceの口座開設の承認まで、かかる時間はどのくらい?
早くて1時間、遅い場合は3日程度発生する場合があります。
入金や出金処理が、遅くなる場合があるのはなぜ?
時間帯によって異なります。
処理する数が多くなってしまうと、遅延が発生しやすいです。
海外の取引所のため、国内の時系列と異なる場合があります。
時間を置いて入金や送金などを行ってみてください。
Binanceの口座開設で利用できる、公的書類とは?
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
上記3つは、申請する上での代表例となる公的書類です。
書類の申請が失敗してしまったと、連絡があった場合は?
記入した情報と、提出書類が合致しているか確認しましょう。
必要な部分が指や光の反射などで見えない場合、申請失敗となる可能性があります。
口座開設の申請は、1日10回行うことができます。
10回を超えてしまった場合、再申請まで24時間を空ける必要がありますので、注意しましょう。
上手く撮影できないのですが、どうしたらよいか?
申請前であれば、何度でも取り直しができます。
慌てず、指示を読み返してみましょう。
もしくは、カメラの不具合かもしれません。
端末のアップデート情報を、一度確認してみましょう。
Binanceの取引手数料はいくら?
一律、0.1%です。
国内の仮想通貨取引所と比べて、安い部類に位置づけられます。
手数料を安くする方法はある?
BNB(バイナンスコイン)を手数料として支払うことで、最大25%お得になります。
まとめ
本記事では、世界最大の仮想通貨取引所のBinanceについて解説しました。
- 取引量の多さ
- 取引方法の多さ
- 取扱銘柄の多さ
- 手数料の安さ
など、利用するにあたっての数多くのメリットがあります。
特に手数料を安く抑えることができる点は、投資をする上で重要な観点です。
1ヶ月あたり1万円を抑えるだけで、
- 1年間で12万円
- 3年間で36万円
- 5年間で60万円
など、大きく変わってきます。
仮に2020年に60万円をビットコイン(BTC)に変えていた場合、180万円にまで増えていた可能性があります。
たらればな話ではあるものの、今後も同様のことが起こることは十分あり得ます。
情報の感度を高めて準備しておくことで、チャンスを迎えることができます。
ぜひこの機会に、仮想通貨のニュースを生み出すBinanceを利用してみてはいかがでしょうか。