Bybit(バイビット)の本人確認方法とは？注意点と特徴を解説

Bybitの本人確認には、「レベル1」と「レベル2」の2つの種類があり、それぞれ提出書類や手順が異なります。

なお本人確認すれば利用できるサービスや取引制限が解除できるので、取引目的に応じた本人確認手続きが必要です。

でも自分に本人確認手続きが必要なのかもわからない

そこで本記事では次の内容について解説します。

本記事のポイント

Bybitで本人確認するとできること
本人確認の具体的な手順と注意点
本人確認できないときの原因と対処法

Bybitの本人確認をおこなうことで、本来利用できないサービスで効果的な資産運用ができるようになります。

海外取引所ではじめて本人確認する方にも、わかりやすく解説しているのでぜひご覧ください。

Index

Bybit(バイビット)とは

出典：Bybit公式サイト

Bybitとは、現物取引のほかにレバレッジ取引やステーキング、コピートレードなど、さまざまな仮想通貨取引ができる取引所です。

2018年にシンガポールで設立し、2022年11月現在は1,000万人以上のユーザーによって利用されています。

さらにマルチシグコールドウォレットと呼ばれる保管方法で資産を管理しているため、強固なセキュリティであるとして信頼を得ています。

マルチシグコールドウォレットとは

資産を移動する際、秘密鍵が複数必要な仮想通貨ウォレット

Bybitは取引サービスだけでなく、セキュリティにも万全の体制を整えている海外仮想通貨取引所です。

Bybit(バイビット)の本人確認(KYC)が重要な理由

Bybitの本人確認手続きが重要である理由を3つご紹介します。

セキュリティとコンプライアンスの向上
提供サービスが充実
限定特典にアクセスできる

本人確認しなければ利用できないサービスもあるのでぜひご確認ください。

セキュリティとコンプライアンスの向上

セキュリティやコンプライアンスの向上を1つの目的に、Bybitは本人確認をおこなっています。

本人確認がなければ、仮想通貨が犯罪や詐欺に利用される可能性があるからです。

2009年に誕生したビットコインは当初、マネーロンダリングに利用される点が問題視されていました。

しかし本人確認をして身元を明らかにすることで、仮想通貨の悪用を予防できます。

提供サービスが充実

Bybitで本人確認すれば、提供される取引サービスが充実するメリットがあります。

たとえば、本人確認のレベルに応じて1日に出金できる上限金額が変化します。

本人確認レベル	1日の出金上限額
本人確認なし	2BTC
レベル1	50BTC
レベル2	100BTC

2022年11月現在、BTCの価格は約250万円なので本人確認なしで出金できる上限額は約500万円です。

Bybitで少額から仮想通貨投資する方は、本人確認しなくても困らず取引できるでしょう。

限定特典にアクセスできる

Bybitで本人確認の手続きをおこなえば、利用できる取引、資産運用プロダクトが増えます。

本人確認によって利用できるサービス

ローンチパッド
ステーキング
流動性マイニング
デュアル資産投資
Shark Fin
ローンチプール

そのこ

上記のサービスは、本人確認レベル1の完了で利用できます。

2022年11月現在、本人確認レベル2済ませないと利用できないサービスはありません。

あらかじめ本人確認レベル1だけでも手続きしておきましょう。

本人確認(KYC)前の準備【Bybitの登録・口座開設】

本人確認をおこなう前の準備手順をご紹介します。

必要な準備としては、Bybitの口座開設手続きです。

Bybitの口座開設手順

Bybit公式サイトにアクセスする
メールアドレスとパスワードを入力する
送付された認証コードを入力する

より詳しい手順や図解による解説は、こちらの記事でご紹介しているのであわせてご覧ください。

Bybit(バイビット)の本人確認(KYC)手順

Bybitで本人確認(KYC)をおこなう手順を、以下2つの内容でご紹介します。

本人確認レベル1
本人確認レベル2

手順や提出書類が異なるので、事前に確認しておきましょう。

本人確認レベル1

本人確認レベル1の手順について解説していきます。

本記事では、Bybitが推奨しているスマホアプリで手続きする方法をご紹介します。

あらかじめ、お使いのスマホのリンクからBybitの公式アプリをダウンロードしておきましょう。

iPhoneの方：こちら
Androidの方：こちら

アプリがダウンロードできたら、ホーム画面左上の「人型マーク」をタップ。

次に「本人確認(KYC)」をタップします。

続いて「今すぐ行う」をタップしましょう。

「国籍」と「お住まいの国」を選択します。

続いて注意事項を確認して「つぎへ」をタップ。

「続行」をタップします。

次に提出する本人確認書類を選択し、手順に従って書類をアップロードしましょう。

審査をクリアすれば、本人確認レベル1の手続きは完了です。

本人確認レベル2

本人確認レベル2の手順について解説していきます。

注意

本人確認レベル2の手続きをおこなうためには、本人確認レベル1の完了手続きが必要です。

レベル1と同様にスマホアプリで本人確認する手順をご紹介します。

はじめにBybit公式アプリのホーム画面左上の「人型マーク」をタップ。

次に「レベル2」の「今すぐ行う」をタップします。

続いて「続行」をタップ。

あとは手順に従って居住証明書をアップロードしましょう。

利用できる居住証明書

公共料金の請求書
正式な銀行取引明細書
自治体発行の住民票
インターネット/ケーブルテレビ/家庭用電話回線の請求書
確定申告書
固定資産税の請求書
政府や自治体発行の居住証明書など

居住証明書として利用できない書類

政府発行のIDカード/運転免許証/パスポート
携帯電話の利用明細書
保険書類
医療費の請求書
銀行取引明細書
銀行または会社の紹介状
手書きの請求書・領収書
入国許可証

アップロードできた本人確認レベル2の手続きは完了です。

本人確認後にやること

本人確認後にやっておくべき手続き、「2段階認証」の手続き方法を次の3つご紹介します。

Eメール認証
SMS認証
Google認証

自身の資産を守る大切な手続きですので、ぜひ読み進めてみてください。

Eメール認証

メールアドレスを登録してセキュリティを強化します。

はじめにホーム画面上の「人型マーク」から「アカウント＆セキュリティ」をクリック。

続いて以下の手順で認証設定をおこないます。

Eメール認証の「設定」を選択
メールアドレスを入力
送付された6桁の認証コードを入力

以上でEメール認証の設定は完了です。

SMS認証

電話番号を使ったSMS認証の設定方法をご紹介します。

はじめにホーム画面上の「人型マーク」から「アカウント＆セキュリティ」をクリック。

次に以下の手順で設定を進めます。

「国」を選択
電話番号を入力して「認証コードを送付する」をクリック
送付された6桁の認証コードを入力

以上でSMS認証の設定は完了です。

Google認証

Google認証の設定方法をご紹介します。

Google Authenticatorというアプリから認証コードを発行する2段階認証方法[/memo

あらかじめ、Google Authenticatorをダウンロードしておきましょう。

iPhoneの方：こちら
Androidの方：こちら

手順は以下のとおりです。

ホーム画面右上の「人型マーク」から「アカウント＆セキュリティ」を選択
Google認証をクリック
登録しているメールアドレスに送付された6桁のコードを入力
QRコードをGoogle Authenticatorで読み込む
Google Authenticatorに表示された6桁のコードをBybitのページに入力する

実際の操作画面は、こちらの記事で解説されているので、あわせてご覧ください。

Bybit(バイビット)の本人確認(KYC)をおすすめする人

Bybitの本人確認をおすすめする人は、仮想通貨取引だけでなく資産運用サービスを利用したい方です。

本人確認レベル1を完了すれば、「本人確認なし」では利用できないサービスが利用できます。

具体的には、ステーキングやマイニング、ローンチパッドなどです。

ステーキングには年利10％のプロダクトもあるので、仮想通貨取引とは違った利益が狙えます。

なおステーキングに関しては、こちらの記事で詳しく解説しているのであわせてご覧ください。

Bybit(バイビット)の本人確認(KYC)をおすすめしない人

Bybitの本人確認をおすすめしない方は、Bybitが取り扱っている仮想通貨銘柄にだけ投資したいユーザーです。

なぜなら、Bybitは本人確認しなくても仮想通貨取引ができるからです。

ただし、1日2BTCまでの入金上限額が設定されています。

つまり2BTCまでの入金上限で希望する取引がおこなえるなら、本人確認しなくてもBybitで仮想通貨が購入できます。

本人確認が却下される理由と解決方法

Bybitの本人確認が却下される理由と解決方法をご紹介します。

却下される理由	解決方法
提出した書類情報がほかのアカウントで検出された	・本人確認する取引アカウントを1つにまとめる
顔認証の失敗	・顔を枠の中心に位置させる
書類IDの検知失敗	・IDが鮮明に見える状況をつくる・反射や見切れに注意
無効な書類を提出してしまった	・再提出してください