海外の仮想通貨取引所「Bybit」は日本の金融庁に認可されていないため、2021年に警告を受けた過去があります。
しかし日本人ユーザーの利用に違法性はなく、世界各国の顧客を含めて1,000万人以上の投資家が登録している取引所です。
そこで本記事では次の内容について解説します。
- ネット上に掲載されているBybitの悪い評判と良い評判
- Bybitの悪いウワサの真相
- Bybitを利用するうえでの注意点
本記事を読むことで、ユーザー目線からみたBybitの評判や注意点が理解できます。
はじめて海外取引所を利用する方にも、わかりやすく解説しているのでぜひ読み進めてみてください。
Index
Bybit(バイビット)とは
Bybitとは、ユーザー数1,000万人を超える世界最大級の海外仮想通貨取引所です。
現物取引だけでなく、レバレッジ取引やコピートレードにも対応しているため、幅広い層のユーザーによって利用されています。
Bybitの概要は次のとおりです。
名称 | Bybit(バイビット) |
設立 | 2018年3月 |
取扱銘柄数(2022年11月現在) | 261種類 |
取引ペア数(2022年11月現在) | 343 |
公式サイト | https://www.bybit.com/ja-JP/ |
なおBybitは2021年12月、国内J1リーグのアビスパ福岡とパートナー提携しました。
Bybitに対するさまざまな評判がありますが、大手企業との提携など客観的な信頼性がある取引所です。
Bybit(バイビット)の悪いウワサ
Bybitに関する悪い評判の正体は、日本国内の金融庁に認可登録されていない仮想通貨取引所である点です。
日本国内で運営されている仮想通貨取引所は、すべて金融庁の認可を受けて交換業をおこなっています。
しかし、Bybitを含めて海外の仮想通貨取引所は、金融庁の認可を受けていません。
金融庁の認可を受けている仮想通貨取引所の一覧はこちら
ちなみに2021年6月には、世界最大級の仮想通貨取引所「Binance」が金融庁から警告を受けています。
なお金融庁の警告の意図は、国内の仮想通貨投資家を守るための施策です。
警告を受けているBinanceや認可されていないBybitのユーザーに、違法性があるわけではないのでご安心ください。
Bybit(バイビット)の特徴
Bybitの特徴を3つのポイントでご紹介します。
- 高い流動性
- 日本語に対応
- スプレッドが狭い
1つずつわかりやすく解説します。
高い流動性
Bybitは高い流動性を維持している仮想通貨取引所です。
流動性とは簡単にお伝えすると、取引されている仮想通貨の出来高をいいます。
2022年11月には、流動性を確保できなかった仮想通貨取引所「FTX」が経営破綻しました。
対してBybitは、最高122,538,782ドル(約170億円)の24時間取引高を誇ります。
流動性の高さは取引を円滑にしてくれるだけでなく、資産を預ける取引所の将来性を担保してくれる要素です。
日本語に対応
Bybitは日本語に対応している海外の仮想通貨取引所です。
ホーム画面右上から操作すれば、簡単に日本語対応の設定ができます。
また日本語だけでなく、中国語など合計20カ国の言語に対応しています。
しかし取引サービスの1つ、「クレジットカード入金」のエラーに関するお問い合わせは英語のみの対応です。
クレジットカード入金の対応は外部サービスになるので、Google翻訳機能などを利用して取引を進めましょう。
スプレッドが狭い
Bybitは、スプレッドが狭く設定されている仮想通貨取引所です。
仮想通貨の買値と売値の価格差を指します。
2022年11月現在、Bybitと国内取引所で設定されているBTCのスプレッドがこちらです。
- Bybit:6ドル(約900円)
- Coincheck:14万円
- bitFlyer:14万円
スプレッドが狭いメリットは、仮想通貨を売却した際の利益が大きくなる点です。
つまりBybitは他の仮想通貨取引所よりも、利益を最大化しやすい強みがあります。
Bybit(バイビット)の取引サービス
Bybitが提供している取引サービスを5つご紹介します。
- 現物取引
- レバレッジ取引
- コピートレード
- ステーキング
- NFTマーケットプレイス
具体的なサービス内容を解説していきます。
現物取引
現物取引とは、買い手と売り手の間で特定の仮想通貨を取引する方法をいいます。
そのこ
一般的な仮想通貨の売買は、現物取引を指します。
2022年11月現在、Bybitで現物取引できる銘柄数は約260種類です。
さらにBybitの注文方法には次の3つが採用されています。
- 成行注文
- 指値注文
- 条件付注文
なお、取引にともなって発生する手数料は、いずれの通貨も0.1%です。
国内取引所よりも多くの銘柄を揃えているので、より分散した投資が可能です。
レバレッジ取引
レバレッジ取引とは、仮想通貨を預けることで「預けた仮想通貨の額以上の取引ができる」取引をいいます。
たとえば、10万円預けておいてレバレッジを10倍に設定すれば、100万円分の取引ができます。
なおBybitでは、最大100倍までレバレッジが設定できる取引所です。
しかし利益が膨らみやすい分、損失も大きくなりやすいため注意リスクを伴う取引です。
Bybitのレバレッジ取引については、こちらの記事で解説しているのであわせてご覧ください。
コピートレード
コピートレードとは、プロトレーダーの取引手法をコピーできる取引手法をいいます。
自分の資金を預ければ、寝ている間も仮想通貨のトレードをおこなって利益を出してくれます。
もちろん損失を生むリスクやトレーダーへの手数料は必要です。
なおBybitでは取引を任せるトレーダーを一覧の中から選択できるので、過去の成果や情報をもとに決定しましょう。
ステーキング
ステーキングとは、自分が保有している仮想通貨をロックする見返りに報酬がもらえる仕組みをいいます。
つまり、仮想通貨を預けるだけで利益が発生する可能性がある取引サービスです。
報酬は預けた仮想通貨の金額や種類によって異なりますが、年利10%と高い利率も実現可能です。
なお、仮想通貨を預ける期間が決まっている場合と決まっていない場合があります。
はじめてステーキングに挑戦する方は、いつでも仮想通貨を引き出せるプロダクトの選択をおすすめします。
NFTマーケットプレイス
NFTマーケットプレイスとは、NFTが販売されているプラットフォームです。
土地の証明書や会員証などの代用品になると、2021年から大きな注目を集めている技術です。
Bybit独自のマーケットプレイスが展開されており、独自のNFTが購入できます。
Bybit(バイビット)の良い評判・口コミ
Bybitの良い評判や口コミをご紹介します。
良い評判①
やっぱりバイビットが一番使いやすいな😄ボリバン表示出来るし短期トレードにめちゃ向いてる🥹
取引所もさ早く安全だと証明してよ🥹
引用:Twitter
良い評判②
最近バイビット使い始めたんだけどUIが非常に使いやすい。手数料も安い
QNTも取り扱っててオススメ取引所です!
引用:Twitter
良い評判③
暗号資産は大暴落の時はボラがめちゃくちゃ出るので、デイトレやりやすいので助かります😄
バイビットほんと使いやすいからこうゆう時デイトレしやすくてほんと助かってます(^^)
引用:Twitter
良い評判④
初めて使っていますが、他の取引所のアプリと比較をちゃんとできませんが、使いやすいと思います。 もちろん、扱っていない銘柄もありますが、注文が滑らずに安定していると思います。 そうそう❗他の方もレビューしてますが、日本語対応がしっかりしていて、すごく助かっています。
引用:Google Play
良い評判⑤
はじめは海外の取引所を利用するのに抵抗がありましたが、使っている内に海外の取引所を使っていることを忘れてしまいます。
さらに、日本とは比べものにないくらいのサービスが充実していて、手数料しかり、IEO、ステーキング、追証が発生しない[ゼロカットシステム]、NFT、などサービスが豊富で満足させていただいております。
もし日本の取引所で通貨を保有しているだけでしたら勿体ない!
引用:App Store
Bybit(バイビット)の悪い評判・口コミ
Bybitの悪い評判や口コミを紹介します。
悪い評判①
bybitの先物の注文方法に未だに慣れないんだけど、使いづらいの勘弁してほしい
(価額で注文は証拠金の値を入力、通貨毎のレバレッジ設定が異なる等)
注文ミスを誘発してるとしか思えない
引用:Twitter
悪い評判②
bybit控えめに言って使いづらい。
色々コンテンツあるのはいいけど、ごちゃごちゃしすぎてるんよ。トレードするだけならシンプルな方がいい。
引用:Twitter
悪い評判③
bybit最近微妙だなー。
BITNEXT使い始めるかなー。
もうちょい使いやすくなって欲しいかな。
ただ手数料安い…成行する人は使った方が良い😳引用:Twitter
悪い評判④
最近はユーザー増えたせいなのか、色々とアプデ変更が多めなんですが、全く意味のない変更での改悪もあります。ユーザーの声を参考にしているのか疑問です。 バイナン◯越える予定らしいのでバイナン◯のいい部分は積極的に取り入れて欲しい所です。FXと現物アカウント間でのテザー移動とか無駄にしか感じません。テザーだけ別枠で全部のアカウントに対応するとか出来ないですかね?
引用:Google Pay
悪い評判⑤
当アプリはiPadでも使用が出来ますが、iPhoneへの適合サイズではあるものの、引き伸ばしてiPadで開くことになり、大変使いにくいアプリとなっています。
自宅ではチャートの表示はMacで開いて、iPadからはブラウザで取引画面を開いて取引をしています。外出時のチャート確認などもiPadからマルチウィンドウで確認が出来る様になれば最高です。
iPhoneやiPadのみで取引をするにはテクニカル指標から得られる情報が限られていて、相場の判断材料が乏しいです。
引用:App Store
Bybit(バイビット)の口座開設方法
Bybitの口座開設方法をご紹介します。
手順は次のとおりです。
- Bybitの公式サイトにアクセスする
- メールアドレスとパスワードを設定する
- 2段階認証を設定する
- 本人確認をおこなう
より詳しい口座開設の手順はこちらの記事で解説しているので、あわせてご覧ください。
Bybit(バイビット)を利用する際の注意点
Bybitを利用する際の注意点を3点ご紹介します。
- 手数料が高い
- 本人確認しないと利用できないサービスがある
- 日本円で直接入金できない
注意点を踏まえてスムーズに取引をおこないましょう。
手数料が高い
Bybitの取引手数料は、先物取引(レバレッジ)のみ高い傾向にあります。
手数料の一例は以下のとおりです。
取引 | 手数料率 |
現物取引 | Maker:0.1% Taker:0.1% |
先物取引 | Maker:0.01% Taker:0.06% |
なお世界最大級の仮想通貨取引所「Binance」の、先物取引におけるTaker手数料は0.04%です。
たった0.02%ですが、短期的にトレードをおこなうユーザーにはデメリットになってしまいます。
本人確認しないと利用できないサービスがある
Bybitには、本人確認しないと利用できないサービスが次の2つあります。
- ローンチパッド
- ステーキング
ローンチパッドとは、取引所に上場する前の仮想通貨が先行販売されるイベントです。
対してステーキングに関しては、こちらの記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
いずれにしても、Bybitの特徴的なサービスなので利用したい方は事前に本人確認をしておきましょう。
日本円で直接入金できない
Bybitは日本円の直接入金(銀行振込)に対応していません。
基本的な入金手順は次のとおりです。
- 国内取引所の口座を開設する
- 仮想通貨を購入する
- Bybitの仮想通貨を送金する
またクレジットカードを利用すれば、直接的に仮想通貨が購入できます。
しかし手間がかからない分、割高になってしまうのでご注意ください。
Bybitのクレジットカード入金に関しては、こちらの記事で開設しているのであわせてご覧ください。
Bybit(バイビット)の評判・口コミまとめ
本記事ではBybitの評判や口コミ、利用するうえでの注意点をご紹介しました。
- Bybitは金融庁から警告を受けているが、違法性はなく世界中のユーザーから利用されている
- 評判には良いポイントと悪いポイントの両方があるため、一概に判断できない
- 取引サービスによってメリットやデメリットがあるので十分な理解が必要
悪い評判はたしかに存在しますが、送金時間の改善など対応されているポイントもあります。
Bybitは、注意点や特徴を十分に理解して取引をおこなえば、利益が得られる人気サービスを提供している取引所です。
まずは無料口座開設をおこない、少額から各種サービスの利用を始めてみましょう。