MEXCとは、世界各国1,000万人以上のユーザーによって利用されている海外の仮想通貨取引所です。
現物取引に加えてエアドロップやローンチパッドなど、あらゆる資産運用サービスを展開しています。
でも具体的なメリットや取引所の特徴がよくわからない
そこで本記事では以下の内容について解説していきます。
- MEXCの3つの特徴
- 独自の仮想通貨MX TOKENを保有するメリット
- MEXCの口座開設方法と利用するうえでの注意点
本記事を読むことで、MEXCの特徴を理解して口座開設がおこなえます。
海外取引所の口座を持っていない方にも、わかりやすく解説しているのでぜひ読み進めてみてください。
Index
MEXCとは
MEXCとは、世界の仮想通貨取引市場で5%のシェア率を獲得した実績をもつ世界トップクラスの取引所です。
MEXCの概要はこちらのとおりです。
名称 | MEXC |
設立 | 2018年 |
取扱銘柄数(2022年11月現在) | 1,542 |
公式サイト | https://www.mexc.com/ja-JP |
世界各国の言語に対応しており、2022年11月現在のユーザー数が1,000万人を突破するほどの人気を誇っています。
また現物取引だけでなく、エアドロップ企画やサッカーW杯に関連したキャンペーンなど、あらゆるサービスを展開しています。
MEXCの特徴とは
MEXCの特徴を次の3つご紹介します。
- 独自の仮想通貨MXを発行
- ユーザー数1,000万人を突破
- セキュリティが高い
1つずつ詳しく解説していきます。
独自の仮想通貨MXを発行
MEXCは、取引所独自の仮想通貨「MX」を発行しています。
2022年11月現在のMXの概要はこちらのとおりです。
名称 | MX TOKEN |
シンボル | MX |
通貨価格 | 126.31円 |
時価総額 | 12,639,585,651円 |
時価総額ランキング | 183位 |
ちなみにMXは、MEXC以外の仮想通貨取引所、BybitやHuobiでも取引できます。
しかし手数料の割引やエアドロップボーナスの受け取りなど、MEXCで保有するメリットが複数あります。
より詳しい保有メリットはこちらで解説しているので、あわせてご覧ください。
ユーザー数1,000万人を突破
2022年9月、MEXCのユーザー数が1,000万人を突破しました。
2018年に設立したMEXCは、「ユーザー様第一、ユーザー様のための改革」をポリシーに運営している取引所です。
そしてポリシーと運営体制が評価され、専門メディアからは「最も人気のある取引プラットフォーム」「ベスト取引プラットフォーム」に選出された功績があります。
ちなみに国内大手の取引所「Coincheck」のユーザー数は256万人なので、MEXCの規模感が理解できます。
セキュリティが高い
MEXCは複数の国の政府から、コンプライアンス・ライセンスを取得しているため、セキュリティ面における客観的信頼性があります。
つまりMEXCは、仮想通貨交換業をおこなうための一定基準を満たしています。
ライセンスを取得している国の例は次のとおりです。
- アメリカ
- カナダ
- エストニア
- オーストラリア
- シンガポール
さらにMEXCは、認証設定やログイン通知、アンチフィッシングコードなどのセキュリティ設定を推奨してユーザーの資産を守っています。
独自通貨MXを保有するメリットとは
MEXC独自の仮想通貨MXを保有するメリットを次の3つご紹介します。
- ローンチパッド参加
- エアドロップボーナス
- 取引手数料の割引
利益に直結するメリットなのでぜひご確認ください。
ローンチパッド参加
仮想通貨MXを利用して、MEXCのローンチパッドに参加できます。
上場する前の仮想通貨を先行販売するプラットフォームです。
たとえば2021年にはローンチパッドによって、Colony(CLY)と呼ばれるトークンが0.132465MX(約16円)で販売されました。
そして約16円で販売されたCLYは、上場直後に約296円まで価格を上げています。
わずか数日で約18倍の価格高騰を果たしました。
ローンチパッドは数か月に1回のペースで開催されているため、こちらで新着情報をチェックしておきましょう。
エアドロップボーナス
MXを保有して条件を達成すると、仮想通貨のエアドロップボーナスが受け取れます。
そのこ
エアドロップとは仮想通貨の無料配布のことです。
たとえば過去には、特定の条件が該当する仮想通貨を当てるイベントがありました。
MX保有者は、1回分の投票権を持っているので仮想通貨を予想して投票できます。
もし当選すれば報酬プールから賞金がエアドロップされます。
エアドロップは参加者にもおこなわれるため、MXを保有しているだけで資産が増えるイベントです。
取引手数料の割引
MXを取引手数料の支払いに設定すれば、20%の割引が適用されます。
本来、MEXCの現物取引における取引手数料はMaker・Takerともに0.2%です。
すこし高いイメージですね。
しかしMXで手数料を支払えば、20%割引されて0.16%の取引手数料が採用されます。
なおMXを購入するだけでは、MXによる取引手数料の支払い・割引が反映されないのでご注意ください。
MXで取引手数料を支払う手順は次のとおりです。
- ホーム画面の人型マークをクリック
- プロフィールをクリック
- 取引手数料の「詳細」をクリック
- 「MX控除の使用」をオンにする
- 「有効にする」をクリック
MXの価格上昇によって利益が得られる可能性もあるので、手数料割引とあわせて活用してみましょう。
MEXCの口座開設方法とは
MEXCの口座開設の手順をご紹介します。
はじめにMEXCの公式サイトにアクセスしましょう。
次にホーム画面右上の「新規登録」をクリックします。
続いて登録方法を「電話番号」あるいは「電子メール」から選択します。
本記事では「電子メール」で登録する手順で解説を進めていきますね。
以下の情報を入力しましょう。
- メールアドレス
- 任意のパスワード
- 招待コード
- 10~128文字
- 少なくとも1つの小文字と数字
- 少なくとも1つの大文字または記号
招待コードを入力すれば取引手数料が10%安くなるので、「1Tzb7」と入力しておきましょう。
招待コードに関してはコチラの記事で詳しく解説しているのであわせてご覧ください。
最後に利用規約の同意にチェックを入れて「新規登録」をクリックします。
以上でMEXCの口座開設手続きは完了です。
MEXCの2段階認証の手順とは
MEXCで2段階認証設定する手順をご紹介します。
アプリやSMSなどから認証コードを発行して、ログインや取引をおこなう方法
つまりセキュリティが高くなります。
本記事では、次の2つの2段階認証設定の方法をご紹介します。
- SMS認証
- MEXC/Google認証
わかりやすく図解で解説していきます。
SMS認証
MEXCのSMS認証設定の方法をご紹介します。
はじめにホーム画面右上の「人型マーク」から「セキュリティ」をクリックします。
続いてSMS認証の「認証」をクリックしましょう。
次に以下の情報を入力します。
- 電話番号
- SMSコード
- メール認証コード
SMSコードとメール認証コードは「今すぐ送信」をクリックすれば送付されます。
最後に「確認」をクリックすれば手続き完了です。
Google認証
MEXCのGoogle認証による2段階認証設定の方法をご紹介します。
Google Authenticatorというアプリで認証コードを発行する方法
はじめにホーム画面右上の「人型マーク」から「セキュリティ」をクリックします。
続いてMEXC/Google 認証の「設定」をクリックしましょう。
次にGoogle認証に必要なスマホアプリ、Google Authenticatorをダウンロードして「次へ」をクリックします。
続いて以下の手順で画面のQRコードを読み取りましょう。
- Google Authenticatorを起動
- ホーム画面右下の「+」をタップ
- 「QRコードをスキャン」をタップしてカメラを起動
次の画面でバックアップキーが表示されるので、メモをとっておきましょう。
最後に以下の情報を入力します。
- パスワード
- メール認証コード
- Google認証コード
Google認証コードはGoogle Authenticatorに表示されているので、確認して入力します。
「紐づけ」をクリックすればGoogle認証の設定は完了です。
MEXCの本人確認(KYC)の方法とは
MEXCの本人確認(KYC)する方法をご紹介します。
MEXCには以下2つの認証方法があります。
- 認証レベル1:出金上限80BTC/日
- 認証レベル2:出金上限200BTC/日
ちなみに本人確認無しの場合、1日の出金上限額は10BTCです。
それぞれの本人確認方法について、わかりやすいように図解で解説していきます。
認証レベル1
MEXCの本人確認「認証レベル1」の手続き方法をご紹介します。
はじめにホーム画面右上の「人型マーク」から「身分証明書」をクリックしましょう。
次に「認証レベル1の本人確認」の「認証する」をクリックします。
続いて以下の個人情報を入力しましょう。
- 姓・名
- 生年月日
- 本人確認書類
- 本人確認書類の番号
そして選択した本人確認書類の表面写真をアップロードします。
最後に「審査に提出」をクリックすれば申請完了なので、結果が出るまでしばらく待ちましょう。
認証レベル2
認証レベル1の本人確認に続いて、「認証レベル2」の手続き方法をご紹介します。
はじめにホーム画面右上の「人型マーク」から「身分証明書」をクリックします。
次に「認証レベル2の本人確認」の「認証する」をクリックしましょう。
国籍が「日本」になっていることを確認して「本人確認書類」を次の3つから選択して「確認」をクリックします。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
本人確認手続きが開始されるので、まずは左上の「地球マーク」をクリックして言語を日本語に変更しましょう。
次に「開始」をクリックします。
続いて身分証明書のアップロード方法を次の3つから選択します。
- モバイル
- ウェブカメラで撮影
- ファイルをアップロード
あとはそれぞれの方法に従って写真をアップロードしましょう。
写真がアップロードできたら顔認証をおこなうので「開始」をクリックして認証作業を進めます。
以上で認証レベル2の本人確認は完了です。
MEXCに入金する手順
MEXCに仮想通貨を入金する手順をご紹介します。
はじめにホーム画面右上のウォレットから「概要」をクリックします。
次に「入金」をクリックしましょう。
続いて次の手順で入金アドレスを取得します。
- 入金するトークン名を選択
- ネットワークを選択
- 入金アドレスをコピー
コピーした入金アドレスは、送金元となる仮想通貨取引所の手続き画面に貼り付けましょう。
送金作業が完了すれば、MEXCに入金が反映されます。
MEXCから出金する手順
MEXCから他の仮想通貨取引所やウォレットに仮想通貨を出金する方法をご紹介します。
はじめにホーム画面右上のウォレットから「概要」を選択しましょう。
続いて「出金」をクリックします。
次に以下の情報を入力します。
- トークン:出金する仮想通貨を選択
- 出金先のアドレス:利用可能なネットワーク
- 利用可能なネットワーク
- 出金数量
出金アドレスには、出金先の取引所あるいはウォレットの入金アドレスをコピーしましょう。
最後に「確認」をクリックすれば出金手続き完了です。
MEXCのデメリット・注意点とは
MEXCを利用する際のデメリットや注意点を次の3点ご紹介します。
- 取引手数料が高い
- 投資する銘柄の選定が難しい
- 日本円が入金できない
注意点をあらかじめ理解して取引をおこないましょう。
取引手数料が高い
MEXCの取引手数料は比較的高く設定されています。
たとえば現物取引の取引手数料は、Maker・Takerともに0.2%です。
比較のために他の海外取引所の取引手数料をご紹介します。
取引所 | 取引手数料 |
OKX | Maker:0.08% Taker:0.1% |
KuCoin | Maker:0.1% Taker:0.1% |
Binance | Maker:0.1% Taker:0.1% |
取引手数料は高いですが、MEXCでは1,500種類以上の銘柄を取り扱っているなど、あらゆるメリットがあります。
ご自身の取引目的を明確にして、上手くMEXCを活用しましょう。
投資する銘柄の選定が難しい
MEXCは取扱銘柄数が1,500種類以上と多いため、投資する仮想通貨の選定が難しいです。
ほかの海外取引所の取扱銘柄数を確認してみましょう。
取引所 | 取扱銘柄数(2022年11月27日現在) |
KuCoin | 737 |
OKX | 353 |
Bybit | 264 |
他の仮想通貨取引所は取扱銘柄数が少ない分、上場する仮想通貨の審査が厳しくおこなわれています。
対してMEXCは数多くの仮想通貨を取り扱っていますが、詐欺プロジェクトが紛れ込んでいるリスクも高いです。
とはいえ、MEXCしか取り扱っていない仮想通貨も多いため、先行者利益を狙いたい方にはおすすめの取引所です。
日本円が入出金できない
MEXCは国内取引所と違って日本円の入出金ができません。
MEXCの仮想通貨を日本円として現金化するためには、次の方法で手続きする必要があります。
- MEXCの仮想通貨を国内取引所で扱っている銘柄に換金する
- MEXCから国内取引所に仮想通貨を送金する
- 国内取引所で仮想通貨を日本円に換金する
- 口座の日本円を銀行振込して現金化する
日本円に現金化するためには必ず国内取引所を経由する必要があるので、覚えておきましょう。
MEXCまとめ
本記事では、海外取引所のMEXCの特徴や口座開設手続きの手順などをご紹介しました。
- MEXCは業界トップクラス1,500種類以上の取扱銘柄数を誇る海外取引所
- 独自の仮想通貨「MX」を保有すれば資産運用サービスの利用や取引手数料の割引ができる
- MEXCは日本円の入出金ができないので国内取引所の口座が必要
MEXCは2018年に設立したにも関わらず、名実ともに成長を続ける仮想通貨取引所です。
ただし日本円の入出金ができない・取引手数料が高いなど、デメリットも存在するので確認したうえで利用する必要があります。
無料口座開設はメールアドレスがあれば5分ほどで完了するので、この機会に手続きをしておきましょう。