「Binanceにおけるレバレッジ取引の特徴を知りたい!」
「Binanceでのレバレッジ取引の方法を知りたい!」
このように「世界最大手の仮想通貨取引所Binanceでレバレッジ取引をしたい!」と思われている方が多いのではないでしょうか。
Binanceの特徴は取り扱い銘柄が多く、どの銘柄も流動性が高い点です。そのため、マイナーな銘柄のレバレッジ取引に適しています。
そのこ
Binanceにおけるレバレッジ取引の特徴や取引方法について、実際の画像を用いて解説します。
この記事を読めば、Binanceでのレバレッジ取引について理解できますよ。
Index
Binanceにおけるレバレッジ取引の特徴
Binanceにおけるレバレッジ取引の特徴を紹介します。Binanceは最大手の取引所であり、以下のメリットを享受できます。
最大125倍までの倍率を適用できる
Binanceでは、最大で125倍までのレバレッジを適用できます。
国内取引所と比較すると高レバレッジの取引が可能です。他方でリスク管理の側面が重視されており、海外の一般的な仮想通貨取引所よりも最大倍率が低く抑えられています。
通貨ペアの組み合わせが豊富にある
Binanceでは、売買できる銘柄の組み合わせ(通貨ペア)が豊富です。これにより、取引の選択肢が広がります。
Binanceは取引総額が多いため、どの銘柄ペアであっても高い流動性を持っています。そのためマイナーな銘柄であっても、スムーズな取引が可能です。加えて取引量の大きさゆえに、リアルタイムに市況の実勢価格が反映されます。
海外取引所のなかでハードルが低く初心者に向いている
Binanceは、海外取引所の中でも扱いやすい点が魅力です。そのため、初心者がレバレッジ取引を始める場として適しています。
Binanceの公式サイトには日本語のページが充実しており、必要な情報はすぐに得られるでしょう。加えて、ユーザーによる投資情報のサイトも豊富です。そのため、初心者であっても迷わずにレバレッジ取引に挑戦できます。
Binanceにおけるレバレッジ取引のメリット
レバレッジ取引とは、信用取引における手法の一つです。てこの原理(レバレッジ:leverage)のように、投資した資金の何倍もの金額の運用できます。リスクは上昇するものの、少ない資金でも大きなリターンを期待できる投資手法です。
Binanceでレバレッジ取引によって、以下のメリットを享受できます。
国内取引所よりもハイリスク・ハイリターンな投資ができる
Binanceでは、国内取引所よりも高いレバレッジ倍率での取引が可能です。このため、少ない元手資金でも大きなリターンを見込めます。
国内取引所の場合は規制が厳しく、レバレッジの上限は最大2倍までに制限されています。一方でBinanceの場合、銘柄によっては100倍を超える取引も可能です。当然リスクも上昇するものの、上級者にとって高いレバレッジ率は大きな魅力となります。
短期間で大きな損失を被るリスクもあるため、レバレッジ率の上げ過ぎには注意しましょう。
ボラティリティが大きく短期間で大きな利益を見込める
Binanceでは、国内取引所では扱っていないマイナーな銘柄も取引できます。マイナーな銘柄の場合、ボラティリティ(価格変動)が大きいため短期間で大きな利益を期待できます。
ボラティリティの大きい銘柄とレバレッジ取引の組み合わせによって、通貨FXや株式投資にはないハイリスク・ハイリターンな取引が実現します。
Binanceにおけるレバレッジ取引の種類
Binanceでのレバレッジ取引にあたって、証拠金の預け方には以下の2パターンがあります。
- USDⓈ-M 先物
- COIN-M 先物
レバレッジ取引の際に取引所へ預け入れる資金のこと。レバレッジ取引で損失が発生した場合、証拠金から差し引かれる。
どちらを選択するかによって準備すべき銘柄が決まるため、注意が必要です。
USDⓈ-M 先物
「USDⓈ-M 先物」は、USドルのステーブルコインを証拠金とする方法です。「USDⓈ-M 先物」では、以下の2つの銘柄に対応しています。
- USDT
- BUSD
レバレッジ取引の際に、上記のいずれかの銘柄を証拠金として扱います。なお、メジャーなステーブルコインである「USDC」は証拠金として認められていません。
COIN-M 先物
「COIN-M 先物」では、仮想通貨を証拠金として扱います。BTCやETHなど主要な銘柄に対応しているほか、Binanceの独自銘柄であるBNBも対象に含まれています。
Binanceにおけるレバレッジ取引の注意点
Binanceにおけるレバレッジ取引の注意点を紹介します。レバレッジ取引の場合、短期間の間に損失額が大きく膨らむリスクをはらんでいます。そのためリスクを十分に理解した上で、レバレッジ取引に挑戦しましょう。
銘柄ごとに最大レバレッジが異なる
Binanceでは、銘柄によってレバレッジ倍率の上限が異なります。Binanceにおける最大倍率は、「BTCUSDT 永久」の125倍です。その他のアルトコインでは、25〜75倍ほどに設定されています。
先物取引アカウントを開設してから60日未満のユーザーは、レバレッジの最大倍率が20倍までに制限されます。
8時間ごとに資金調達手数料がかかる
Binanceのレバレッジ取引では、8時間ごとに資金調達手数料が発生します。レバレッジ取引の際は、Binanceから資金の借り入れて投資に回します。この借り入れに対して発生する手数料が、資金調達手数料です。
ポジションを持つ際には資金調達手数料が発生するため、注意が必要しましょう。
あらかじめ損切りのラインを決めておく
損切りの判断基準を事前に決めておくことも重要です。Binanceでは、ストップロス機能というロスカットの仕組みが備わっています。あらかじめストップロスの設定をしておけば、相場が急変した際にも損失の拡大を食い止められます。
ボラティリティの大きい銘柄を避ける
マイナーな銘柄の場合、ボラティリティが高いためリスクも大きくなります。このようなマイナー銘柄で高レバレッジをかけると、短期間で大きな損失を被る場合があります。初心者のうちはマイナーな銘柄を避けて、BTCやETHでの取引を行いましょう。
Binanceにおけるレバレッジ取引の手数料
レバレッジ取引における手数料の特徴を紹介します。Binanceでは手数料の優遇措置があるため、優遇措置を効果的に活用できれば、有利に取引を進められます。
BNBでの支払いで割引が適用される
BNBとは、Binanceが発行する独自トークンです。BNBで手数料を支払うと、25%の割引が受けられます。
BNBは手数料の支払いに用いられるほか、バイナンスチェーンにおける運用も可能なため、さまざまな場面で活用できます。
残高や取引額が多いと手数料が割引される
Binance(バイナンス)では、預け入れ額と取引量によって10段階のランクが付与されます。上位のカテゴリーになるほど、手数料の優遇を受けられます。
Binanceと他の取引所でのレバレッジ取引の比較
Binanceと海外仮想通貨取引所におけるレバレッジ取引について、比較します。
以下の表は、ビットコインをトレードした場合の取引条件です。
取引所 | 最大レバレッジ率 | レバレッジ手数料 |
Binance | 125倍 | BTC証拠金借入金利0.010000%(※1) |
Bybit | 100倍 | デリバティブ取引(USDC) テイカー手数料 0.075% メイカー手数料 0.01%(※1) |
MEXC | 125倍 | テイカー手数料 0.060% メイカー手数料 0.020%(※1) |
CryptoGT | 500倍 | 平均SELLスワップレート −0.0125%平均BUYスワップレート −0.0145% |
※1・・・ユーザーの預け入れ額、取引量によって手数料は変動します
Binanceは、他の海外取引所と比較しても手ごろな手数料になっています。ただし、各社ともに取引額による優遇制度を設けているため、ユーザーによって手数料は異なります。
Binanceでのレバレッジ取引の方法
Binenceにおけるレバレッジ取引の手順を紹介します。レバレッジ取引では、以下の5つのステップが必要です。
レバレッジ取引を始めるにあたって、まずBinanceの通常口座を用意する必要があります。はじめにアカウントの開設と本人確認を行いましょう。
なお、以下の記事で詳しい手順を紹介しています。
内部リンク「Binance 口座開設」(製作中)
レバレッジをかけるには、先物取引でのトレードをしなければなりません。Binanceでは現物取引と先物取引で口座が分かれているため、先物取引用の口座「Binance先物」のアカウントを開設します。
まずBinanceにログインをして、トップ画面から「デリバティブ」を選択します。
以下の2種類から、どの先物契約をするか指定しましょう。
- USDⓈーM先物・・・USドルのステーブルコインを証拠金とする
- COINーM先物・・・仮想通貨を証拠金とする
「Binance先物」のアカウント登録画面が表示されたら、「登録」をクリックします。
これで、先物口座のアカウント開設ができました。
「Binance先物」のアカウントを開設したら、資金を通常のアカウントから振り替えます。
なぜなら先物口座におけるウォレットは、証拠金の保管場所として機能するからです。そのため、現物取引のアカウントから資金の移し替えが必要になります。
「Binance先物」の取引画面を表示します。画面右下の「資産」から「振替」を選択しましょう。
先物取引のウォレットへ移動する資金の銘柄と金額を指定します。「確認」をクリックして先物取引のウォレットに資金を移しましょう。
これで、先物取引の準備が完了しました。
先物取引の注文を入れるにあたって、通貨ペアを選択します。
画面左上に通貨ペアの選択ボタンがあるため、取引したい銘柄を指定しましょう。銘柄の種類に加えて、先物取引の契約期間も選択できます。
画面右側の売買取引項目から、価格と取引数量を入力してください。先物取引では、購入(ロング)、または売却(ショート)による注文が可能です。
次にレバレッジ率を設定します。 トレード画面の右上のボタンをクリックすると、レバレッジ率の指定画面が表示されます。今回の取引におけるレバレッジ率を指定しましょう。
なおレバレッジ比率が高いほど、ハイリスク・ハイリターンの取引となります。
短期間でも大きな損失が発生するリスクがあるため、初心者のうちは最大でも5倍ほどのレバレッジ倍率に留めましょう。
続いて「マージンモード」の選択です。
マージンモードとは、証拠金の管理方式です。以下の2つの管理方式から選択できます。
- クロスマージン・・・先物口座の残高全額を証拠金とする方法
- 分離マージン・・・取引に必要な証拠金を先物口座から切り離す方法
レバレッジが高いほど、多くの証拠金が必要となります。含み損が大きくなり、証拠金が不足した場合には、強制的にポジションが精算されてしまいます。そのため、証拠金の維持率には常に注意を払いましょう。
最後に、ポジションを精算して利益確定を行います。証拠金のマージン率と相場のチャートを見ながら、精算のタイミングを判断しましょう。注文画面で「クローズ」を選択した状態で注文をすると、ポジションを解消できます。
このポジションの精算をもって、一連のレバレッジ取引が完了となります。
Binanceを活用してレバレッジ取引を始めよう
今回は、Binanceにおけるレバレッジについて解説してきました。
ここでまとめです。
- レバレッジ取引とは、手持ち資金以上の金額を運用できる投資手法。
- 上級者向けのハイリスク・ハイリターンな取引ができる。
- Binanceでのレバレッジ取引は、豊富な銘柄と高い流動性が魅力である。
以上が今回紹介した内容です。
レバレッジ取引には高度なトレード技術が要求されるものの、相場の読みが的中すれば大きな利益が得られます。Binanceではマイナーな銘柄も数多く取引されているため、大きなチャンスがあります。現物取引に慣れてきたら、Binanceでのレバレッジ取引に挑戦しましょう。
Binanceでのレバレッジ取引を始める人にとって、今回の記事がお役に立てれば幸いです。